インティワタナは、マチュピチュ遺跡内で一番高い場所にあります。
(3つの窓の神殿や主神殿からさらに奥に進んだ高台にあります)
小高い丘の上にあるので、360度の素晴らしい眺めも楽しめます。
Intiとはケチュア語で太陽、Watanaはwatayというケチュア語の動詞(縛る、結ぶ)から来ていて、結ぶもの・縛るものという意味です。
それでインティワタナは「太陽を縛るもの」という意味になります。
花崗岩の一枚岩でできた見事な彫刻で、マチュピチュ遺跡の中でも主要なシンボルとなっています。
インカには文字が無く文献が残っていないため誰も確かな事は言えませんが、このインティワタナは時節を知るための日時計もしくはインカの暦だったと思われています。
または、遺跡内で一番高い場所にあることから、太陽を崇拝するための神聖な場所だったとも言われています。
この岩から突き出た角柱の4つの角は、それぞれ東西南北を指しています。
そしてその4つの方角にはそれぞれインカ帝国の4つの州、アンティスーヨ(Antisuyo)コリャスーヨ(Collasuyo)チンチャイスーヨ(Chinchaysuyo)コンティスーヨ(Contisuyo)が存在していました。
冬至(6月21日)になると、インティワタナの西側の部分に三角形の光が差します。
夏至(12月22日)には、インティワタナの石の柱の影が西北の方向にできます。
このようにインティワタナは日時計のような機能を持ち、インカの人々は季節の変化を知ることができました。
このインティワタナは、パワースポットとしても人気のようで、この岩からエネルギーをもらおうと手をかざしている人も多いですよ。
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【現地クチコミ事務局よりお知らせ】
マチュピチュ遺跡の2024年1月以降の入場は以下の新ルールが定められたとの情報があります。
▽人数制限
1日あたりの入場は4500人、特定日は5600人まで
▽入場時間
6:00-14:00
※シャトルバスは入場時間の30分前に乗車
※入場には、時間指定の入場チケットを購入する必要あり
※遺跡の入場時間に合わせてシャトルバスのチケットも購入の必要あり
※最大滞在時間は4時間
※入場時間を30分過ぎた場合は入場不可
▽観光コース
1) High & Short
見晴らし小屋、正門、石切り場、太陽の神殿ミラドール、神殿広場など
2) High & Long
見晴らし小屋、正門、石切り場、太陽の神殿ミラドール、神殿広場、ピラミッド、コンドルの神殿など
3) Low & Short
コルカス、段田畑テラス、インカの家、水の鏡など
4) Low & Long
コルカス、段田畑テラス、インカの家、聖なる岩、コンドルの神殿など
※各観光ポイントによってガイディング可能時間に制限あり
また入場時には、検温や指定の「健康宣言書」への署名、ソーシャルディスタンスの確保などの決まりに従う必要があります。
以上の内容は状況により変更となる可能性がありますので、訪問予定の方は最新情報をご確認ください。
2024年1月16日 現地クチコミ事務局
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Intihuatana Stone インティワタナ(マチュピチュ)
藤本 Jorge 亮治
(旅行会社役員)
太陽を結びつけるインカの日時計
- 投稿日2015/09/29
- 更新日2024/01/16
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ジャンル史跡・遺跡
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エリアクスコ
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住所
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営業時間7:00-10:00
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。