フエには数多くのお寺が点在します。
その中でも有名なティエンムー寺は、1601年に建てられたフエで一番古い禅寺。
ティエンムーは漢字で「天姥」と書き老天女を意味します。
白髪で白髪の老婆が訪れ、「まもなくここに支配者が来てここに塔を建てるだろう」と予言しました。
その支配者こそグエン朝の祖であるザーロン帝。
その伝説にちなんでこの寺はティエンムー寺院といわれています。
シンボルの八角塔は、1845年に第3代ティエウチ皇帝が建てたもの。
慈悲塔とも呼ばれ、幸福と天の恵みを意味しています。
最上部には釈迦如来像が安置されています。
大雄殿では、多くの参拝者が熱心に祈る姿に信仰の篤さが窺えます。
堂内には弥勒菩薩が安置されています。
ガレージには古いイギリス車のオースチンが眠っています。
これは1963年に、当時自らも熱心なカトリック教徒だった南ベトナムのジェム政権の、
それ以外の宗教に対する抑圧的な政策に抗議して、この車でサイゴン(現ホーチミン)まで向かい、
アメリカ大使館の前でガソリンをかぶり焼身自殺した住職の車です。
車はわが身を焼いて仏教弾圧に抗議した師に代わって無言で語っています。
ここではたくさんの僧侶や子坊主が修行を積んでいます。
お寺の奥で学ぶ子供達の姿がとても印象的です。
寺へは王宮からボートでアクセスすることもできます。
拝観時間:5:30-17:30
Thien Mu Pagoda(Chua Thien Mu) ティエンムー寺
川沿いに立つ壮麗な七層8角形の塔
- 投稿日2015/09/29
- 更新日2015/11/30
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ジャンル寺・神社・教会
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エリアフエその他
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住所
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電話番号+84-9-13465168
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営業時間5:30-17:30
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定休日無休
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予算入場料 無料
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