ミュンヘンがあるバイエルン州にある観光地で、最も日本人に人気があるのはローテンブルクかもしれません。
おとぎ話に出てくるような城壁と街並みは一度は訪れてみたいと思うことでしょう。
中でも、この街で最も有名な観光地が市庁舎です。マルクト広場に面して建つこの市庁舎、
最初にできたゴシック様式の部分と、その後に出来た広場に面したルネサンス様式との二つの部分が、
バロック様式のアーケードでつながるという形になっています。
ゴシック様式の建物から高さ60メートルの尖塔が伸びています。塔の上へは螺旋階段を登って行かねばなりませんが、
上からの眺めはその苦労を吹き飛ばすのに十分なほど、息を飲む見事な風景が広がっています。
市庁舎に行った際に見逃せないのが、すぐ隣にある市参事会酒宴館の「からくり時計」です。
壁には、時計と日時計、その両脇にからくり時計の仕掛けがある小窓があります。
11〜15時と20〜22時の毎正時に窓が開き「上演」が始まります。
マイスタートルンク、というからくり時計のストーリーを紹介しましょう。
三十年戦争の際、この街を攻略したティリー伯のヨハン・セルクラエスという人物が、
「この大ジョッキーに入ったワインを飲み干したら、街を襲うのをやめる」と提言。
これを聞いた市長のヌッシュがこの3.25リットルのワインを飲み干し、街の人を救いました。
この故事に基づいて仕掛けが作られています。ちなみに左の窓がティリー伯、右がヌッシュです。
夜遅くでも観光客が結構集まっています。夕食後に夜景観光をしながら時計を見に行くのも良いでしょう。
Rothenburg Rathaus ローテンブルク市庁舎
ロマンチック街道で見逃せないスポット。からくり時計で有名。
- 投稿日2015/05/01
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ジャンルその他建造物
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エリアローテンブルク旧市街
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住所
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電話番号+49-98-614040
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営業時間[4~10月]9:30~12:30、13:00~17:00
[11~3月]12:00~15:00 -
定休日塔は11月と1~3月の平日
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予算入場料(大人) 2ユーロ
入場料(15歳以下) 0.5ユーロ -
公式サイト
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