Musée Picasso (Antibes) ピカソ美術館（アンティーブ）

ニース中心部から電車で約30分、同じく地中海に面したアンティーブは観光地として人気のコート・ダジュールの美しい街のひとつです。その旧市街にある、かつてのグリマルディ家の城塞、グリマルディ城が今ではピカソ美術館となっています。

1946年、ピカソはこのお城の一角をアトリエとして約2カ月間使用し、たくさんの作品を残しました。その後ピカソは数多くの陶芸作品を寄贈、1966年には公式にピカソ美術館となったのです。

この美術館が所蔵するピカソの作品は200点以上！　たくさんの絵画だけではなく、ピカソが寄贈した陶芸作品や彫刻などさまざまな芸術作品が見られるので、とても興味深い展示内容になっています。

ピカソといえば奇抜な絵画を思い浮かべる方も多いかと思いますが、ここに展示してあるたくさんの陶芸作品からはピカソの意外な一面を感じることが出来るでしょう。また、ピカソ以外にも現代美術の展示があるなど、見ごたえがあります。

ミュージアムにはショップ、ミニガーデン、地中海の絶景を眺められるパノラマテラスも併設しています。ピカソ作品だけ見るとしても約1時間、他の作品や美術館の中も楽しむとなると1時間半～2時間ほど時間をみておいた方がいいでしょう。

開館時間は9月16日～6月14日10:00～13:00、14:00～18:00、6月15日～9月15日10:00～18:00、最終入場はそれぞれ閉館時間の30分前までです（合間の昼休み前も同様）。入場時には荷物検査がありますので、バックの中を見せるなど協力してくださいね。

入場料は大人8ユーロ、18～25歳は6ユーロ、18歳未満は無料（証明書提示）。期間限定の展示はいつでも無料、そして2月と11月の第一火曜日～日曜日までは毎日無料開放されています。

近くには砂浜のビーチのほか、レストランやショップが建ち並ぶエリアもありますので、観光やショッピングと組み合わせてゆっくり楽しんでみてくださいね。

美術館スタッフの対応はフランス語と英語、支払いにはクレジットカードも利用出来ます。