Musee Renoir ルノワール美術館

ニースの西約15kmのところにあるカーニュ=シュル=メール。南仏に点在する魅力溢れる街のひとつですが、この街には世界に名を残す画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールが1919年に亡くなるまでの12年間を過ごした家があり、今では「Musee Renoir」となって一般公開されています。博物館ではルノワールの作品と共に、彼の晩年の生活の様子も見ることが出来ます。

家の中だけではなく、広いお庭もゆっくり回ってみてください。ルノワールがキャンバスの上に描いた古いオリーブの木や数々の花が咲く美しいお庭を、今もそのまま見ることが出来ます。

ルノワールが住み、作品を生み出し続けたその家で、作品と同じ風景の中にいられる。そんな特別なひと時を味わうことが出来ます。彼が描いた景色のその場所には、絵のパネル展示もあります。見比べながらゆっくりとルノワールの世界を堪能してみてくださいね。

ミュージアムショップも併設されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

博物館があるのはカーニュ=シュル=メールの街の郊外なので、ちょっと行きにくいかもしれませんが、ニースから電車でカーニュ=シュル=メールまで行き、そこからバスでLes Tuilieresという停留所で降りて徒歩6分というのが、いちばん分かりやすく、歩く距離も少ないのでお勧めです。

博物館の入場料は6ユーロ、ガイドツアーは入場料にプラス3ユーロ。対応言語はフランス語と英語です。

ガイドツアーは7、8月は水～日の14:00～18:00、4・5・6・9月は水土日の14:00～18:00、そのほかの月は水土日の14:00～17:00の間に開催されています。所要時間は約1時間です。

時間に余裕がある方は、カーニュ=シュル=メールの街や、グリマルディ城も見学してみてください。ルノワールの家とグリマルディ城、両方見学する方にはお得なコンビチケット（8ユーロ）も用意されています。