朝鮮時代から続く韓方市場、薬令市にある韓方薬局。ここでは脈診による韓方薬の処方や、韓方歯磨きなどを扱うほか、院長のシン・ジョンヌィさんが長年かけて集めた、古い医学書や昔の韓方薬局で使われていた道具の展示も見ることができます。
場所は、地下鉄2号線半月堂駅の15番出口から徒歩4分。韓方通りと呼ばれる通りの一角にあり、周辺にも同じような韓方薬局や、韓方素材を扱う店が集まっていて、100mほど先には韓医薬博物館もあります。
シンさんは韓方医学書の『東医宝鑑』や『郷薬集成方』での薬草に関する記述を、薬草の写真と共に一般人にもわかりやすく解説した本を執筆するなど、薬草研究に熱心に取り組んできた方。すべての薬草の写真を集めるのに、なんと! 17年という長い年月がかかったそうです。
「普段薬局で扱う薬草は乾燥した状態のものばかり。葉の形、花の色、根の形など成長過程や生態の全てを理解しなければ、本当に薬草を理解したとは言えない」と、40歳を過ぎた頃に写真を撮り始めたそうです。韓国だけでなく、中国や日本、アジア諸国にまで足を延ばして集めた資料は膨大で、現在はデータベース化にも取り組んでいるのだとか。一生を薬草研究に捧げてきた功績が認められ、百草堂韓薬房は2018年に行政機関が定める「100年店舗」に選ばれました。
韓方薬の処方は1カ月分で20万ウォン〜25万ウォン程度。別途送料を払えば日本に送ってもらうことも可能です。注文から到着までは約1週間程度。韓国には高価な韓方薬も多いのですが、薬草を知り尽くしたシンさんは「なぜそんなに値段が高いのか理解できない」そうです。
会話は韓国語のみになりますが、大邱韓方市場のお膝元で長年薬草研究に取り組みつつ、韓方薬局を営んできた院長の韓方薬、気になりませんか? 80歳とは思えないほどお元気なシンさんは、薬令市で薬草の講義も担当されているので、もし確実に会いたい場合は事前に連絡しておいた方が良いでしょう。
もうひとつ、こちらの薬局で扱っている桑の塩入り歯みがきもおすすめ。オリジナルは緑の箱で5,000ウォン、新製品の紅花成分入りはオレンジの箱、6,000ウォンです。オレンジの方が塩味が控えめな味です。
桑の塩とは、国内産の天日塩、桑の葉、昆布、椎茸を1日かけて煮詰め、黄土部屋で熟成させて作られる塩。食用の30g入りは1,000ウォン、歯みがき用に韓方薬草を追加した歯みがき用の塩は5,000ウォンでした。値段の安いものは現金払いの方が喜ばれるかもしれませんが、カード払いもOKです。
Baekchodang Hanyakbang (Herbal Medicine) 百草堂韓薬房
貴重な資料展示も必見! 薬草研究に人生を捧げた院長の韓方薬局
- 投稿日2020/03/31
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緑色に白文字の看板が目印。お店の外には韓方薬材やシン院長の著書などが展示されています
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シン院長の著書『薬草写真で見る東医宝鑑』
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店内には院長コレクションの古い医学書が展示されていました
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昔から薬を整理するために使われてきた木の薬棚。薬草の名前が刻まれています
2020/01訪問
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エリア大邱(テグ)
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住所
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アクセス2号線 半月堂駅 15番出口から徒歩4分
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電話番号+82-53-2525505
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営業時間[月-金]9:00-18:00 [土]9:00-16:00
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定休日日曜日
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
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