昔はよく行っていた海外旅行…。子供が生まれたから、海外へ行くなんてまだまだ先の話。なんて考えているそこのママパパ!子供が小さい時だからこそ、お得に海外旅行に行くことができるのを知っていますか?今回は、年齢別で見たポイントを踏まえて、気を付けておきたい準備からおすすめの旅行先までをご紹介します!これであなたも子連れ海外旅行デビューしちゃいましょ!
いつがベスト?年齢別のポイントは?
子連れの海外旅行デビューは早ければ良い、遅ければ良いというものではありません。親が子供の成長にあわせて考えたタイミングがベストなのです。とはいえ子連れでの旅行は大変なもの。ここでは年齢別にみた旅行先選びのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

2歳未満
この月齢の子はまだまだ小さい赤ちゃん。ミルクの時間や睡眠など、親がコントロールできないリズムがあるため、家を出てから滞在先の予定、帰国時のスケジュールなど無理のないようにすることが大切です!深夜便を避けたり、飛行機のフライト時間が短く、時差が極力少ない旅行先がおすすめです。
また、月齢によってはオムツやミルクなど荷物が増えるため、ホテルやその周辺でゆっくり滞在するのが◎。乳幼児が入れるプールやジャグジーが付いていたり、子連れサービスが充実しているホテルを選べば、家族で楽しむことができます!また、長い時間出歩くこともなかなか難しいので、立地の良いホテルを選ぶと良いでしょう。
2歳~6歳
この年齢の子供は、会話や遊びなど自分自身でいろんなことができるようになる時期です。子供と一緒に海ではしゃいだり、親子でオプショナルツアーに参加したり、楽しみの幅が広がります!もちろん、まだ子供は小さいため、無理のないスケジュールで行くことが大切。ご飯も離乳食を終えているので、街のレストランなど食事処の選択範囲が増えてきます。キッズメニューやハイチェアの用意があるなど、子供ウェルカムなお店が多い旅行先を選ぶのもポイントの一つ。また、小学校に就学する前なので、GWや夏休みなどを避けたお得なオフシーズンに行けるのもこの年齢ならでは。
小学生以降
小学校にあがると、アクティブさが一層増してくる年頃。のんびりの旅行も良いですが、テーマパークやレジャー施設などで楽しむのが好きな子供も多いはず。異文化や世界遺産、自然に触れさせたり、美術館や博物館に行ったり、子供が興味を持つ目的にあった旅行先を選ぶと良いでしょう。
知っておきたい!子供の旅行代金は?
国際線航空券についての子供の旅行代金は、基本的に以下のように分けられています。
・0歳~2歳未満
幼児料金(インファント)が適用され、旅行開始日同日の年齢が2歳未満で、座席を利用しない場合のみ大人料金の10%です。席を確保したい場合はこの料金は適用されず、小児料金となります(但し大人1人で2歳未満の子供を2人同伴する場合、2人目は小児料金)。また、旅行期間中に2歳を迎える場合は、航空会社によっては小児料金になるのでご注意を。
・2歳以上12歳未満
小児料金(チャイルド)が適用され、旅行開始日同日の年齢が2歳以上12歳未満で、大人料金の75%です。座席も確保されており、チャイルドミールも要予約でサービスが受けられます。12歳以上は、小学生であっても大人と同じ料金になります。
ホテルについては、ホテルによって添い寝の場合やベッドを必要とする場合によって金額が異なってきますので、確認が必要です。
また、パッケージツアーについても、各旅行会社によって子供料金の設定がさまざまなので、事前に確認を。
準備の時に気を付けたいこと
旅行の予約が決まってからも準備は大変!何が必要なの?をスッキリ解決!安心して旅行に備えましょ♪

パスポート
小さい子供のパスポートって必要なの?はい、生まれてすぐの赤ちゃんからパスポートは必要なんです!大人同様これがないと飛行機に搭乗できません!忘れずに子供の分も申請しておきましょう。ちなみに20歳未満は5年のパスポートしか申請できないので、必然的に子供の分は5年になります。まだ字が書けない子供でも、親が代理で申請OK!パスポートに載っているサインも親が代筆できます。ただし、パスポートを受け取る際は本人がいなくてはいけないので、子供を連れて行きましょう。
あと気になるのが写真。決められた規格を守っていれば問題ないのですが、条件を満たしている写真なんてなかなか手元にないものです。実は意外と手っ取り早くおすすめなのは写真屋さん!少々値は張りますが、お店によっては専用のイスがあったり、あやしながら撮影してくれたりするので安心です。予約の際に赤ちゃんの撮影可能かを確認しましょう。もう少し安く済ませたい…という方はスピード写真でもOK。
特に小さい子供は撮影に時間がかかるので、パスポート申請は余裕をもって行いましょう。
保険
怠りがちなのが海外旅行保険の加入。最近は手持ちのクレジットカード付帯の海外旅行保険があるので、それを利用する方が多いのではないでしょうか。ですが、それでOKなのは大人だけ。クレジットカードに付帯している海外旅行保険の場合は家族が対象外のこともあり、注意が必要です。子供と一緒となれば、旅行当日はバタバタしてしまうことが多いはず。空港での申込みとならないように事前にネットなどで申込みをしておくことをおすすめします。
子供にかける最低限の補償は、病気やけがのための疾病や傷害の補償。子供はいつ何があるか分かりませんので、厚めに備えておくと安心です。また、ホテルの調度品やお店の商品を誤って壊してしまうなんてこともありえますので、賠償責任補償も必要です。子供には携行品の補償は付けなくてもよいでしょう。家族全員で海外旅行ともなると料金総額が高額になりがちです。急な体調不良でのキャンセルとなった場合に、キャンセル料を保証してくれるプランなども検討してみるとよいでしょう。
持ち物
大体のものは現地で調達が可能ですが、日焼け止めや虫よけスプレー、オムツなどの肌に直接触れるものは、日本で使い慣れたものを持参した方がよいでしょう。また、体調を崩したときなどに飲む薬も、服用したことがあるものを持参すると安心です!食事については、離乳食が必要な場合や、万が一外食が口に合わなかった場合にレトルトのフードの用意を。飲み物は現地でも買えますが、麦茶は手に入りにくいので、ペットボトルや水出しのパックなど持っていくことをおすすめします!
小さなお子さんがいる家庭では、ベビーカーを持っていくか否かが悩みどころではないでしょうか。歩く年齢の子供でも、疲れたり眠かったりすると途端にぐずりだして歩いてくれなくなることも。また、荷物が多くなりがちなので、全部を抱えるよりはベビーカーに積んでしまったほうが移動も楽々!ただ、ホテルからあまり出歩かない、ビーチで過ごすことを予定されているのであれば、砂浜はベビーカーで移動するには不便ですし、あまり必要ないといえます。現地で折り畳み式の安いベビーカーを購入するという手段もありますので検討してみては。
子供に関わる持ち物は、この他にも細かいものがたくさん。自分に子供は何が必要なのか、用意する前にリストアップしておくことが大切です!
年齢別でみる!おすすめの旅行先
ビーチやプールで水遊び?世界遺産や大自然に触れる?子供と一緒なら楽しいこと間違いなし♪年齢別のおすすめ旅行先をご紹介します!
※各エリアの航空会社や直行便情報などは2017年2月時点の内容となります。
2歳未満におすすめ【グアム】

飛行時間は直行便で3時間半ほどで、日本との時差は1時間です。直行便が運行している航空会社は、出発地によりますが、日本航空やユナイテッド航空のほかにデルタ航空です。直行便は日本国内の主要な空港からほぼ毎日出ています。
小さな子供がいる家族は、真っ白なビーチでの海遊びや、ホテル内のウォーターパークを利用してみては。2泊や3泊の短い日程でも十分に楽しめます。公用語は英語ですが日本語が通じる場所も多く、海外旅行デビューにおすすめです。
2歳以上におすすめ【ホノルル】

飛行時間は直行便で7時間から9時間半ほどで、日本との時差は19時間です。直行便が運行している航空会社は、出発地にもよりますが、日本航空や全日空のほかにデルタ航空などです。直行便は日本国内の主要な空港からほぼ毎日出ています。
年間を通して穏やかな気候で過ごしやすく、世界中から観光客を受け入れている土地だけあって、アクティビティが豊富。日本語対応でキッズ参加可能なアクティビティも多く、親子で一緒に楽しんだり、親子で別々のプログラムに参加したり、子供の成長に合わせた楽しみ方ができます。
2歳以上におすすめ【シンガポール】

直行で東京から7時間前後と飛行時間はやや長めですが、時差は1時間。直行便が運行している航空会社は、出発地にもよりますが、日本航空や全日空のほかにシンガポール航空などです。
多民族の文化が交わり合う街も見どころのひとつですが、未来を感じさせる18本の巨大な人工の木がある植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」や、檻や柵が最小限で動物たちが間近で見られる「シンガポール動物園」、日本人がデザインを手がけた世界一の観覧車「シンガポール・フライヤー」などもあり、子供の興味に合わせて訪れてみて。
2歳以上におすすめ【バリ島】

飛行時間は東京から直行便で7時間半ほどで、日本との時差は1時間です。直行便が運行している航空会社は、ガルーダ・インドネシア航空です。
バリ島は南部にある観光客に人気のビーチエリア、山やライステラスがある緑豊かなウブドがあり、どちらにも魅力がいっぱい。海やプールでのんびり過ごしたり、ゾウやラクダの背中に乗って自然を満喫できます。大型のリゾートホテルであれば、子供向けの設備やキッズプログラムが用意されていることも多く、ママだけスパでのんびり癒される特別な時間を過ごしてみるのも○
2歳以上におすすめ【プーケット】

タイ国際航空や日本航空など、主要都市から直行便が飛ぶバンコク。子連れ旅行はそこから少し足を延ばしてリゾート地プーケットがおすすめです!フライトはバンコク経由になるため、子供の体調管理に気を付け、無理のないスケジュールにしましょう。プーケットの綺麗な海を眺めながらのんびり…も良いですが、やっぱりタイといえばゾウ!日本ではなかなか体験できない象乗りのアクティビティが楽しめます。時間も30分や60分などさまざまなので、子供の成長にあわせて選んでみては。まだ子供が小さくて象に乗るのはちょっと…という方は、小象が散歩しにくるホテルがあるので、ホテル選びの際には是非チェックしてみてくださいね。
小学生以上におすすめ【ケアンズ】

飛行時間は東京、大阪から直行便で7時間半~9時間半ほど。直行便が運行している航空会社は、ジェットスター航空です。日本との時差は1時間です。
一年を通して温暖な気候で過ごしやすく、世界最古の熱帯雨林と言われる地域とグレートバリアリーフという、山と海の世界遺産が身近に控え、それぞれを体験できるアクティビティが豊富にそろっています。観光列車やゴンドラで原生林を探検したり、コアラを抱っこしたり、シュノーケリングを楽しんだりしてみては。日本では見ることのできない南半球の星空はぜひ親子で。
小学生以上におすすめ【ドバイ】

東京、大阪からエミレーツ航空の直行便で約11時間以上。フライトは少々長いですが、時差は-5時間と少ない方なので、子連れ旅行におすすめの場所です。ドバイと言えば”世界一”と付くものが多く、楽しく過ごせる場所がたくさん!世界最大のショッピングモールの「ドバイモール」には、水族館やアイススケート、日本でもお馴染みのキッザニアなど、1日では回りきれないほどの施設があります!夜は世界最大の噴水ショー「ドバイ・ファウンテン」でテンション上がること間違いなし!小学生くらいの子供と一緒であれば、ドバイ博物館も行ってみては。レジャー施設を併設したホテルもあるので、ドバイはアクティブに過ごしたいファミリーにおすすめの場所です。
小学生以上におすすめ【アメリカ西部】

ロサンゼルスの場合、東京、大阪から直行便での飛行時間は10時間から12時間。日本との時差は17時間です。アナハイムのディズニーランドやロサンゼルスのユニバーサルスタジオなどのテーマパークを遊びつくしたり、サンフランシスコで路面電車やケーブルカーに乗ったりして街を散策。少し足を伸ばすと、ヨセミテ国立公園やグランドキャニオンなどがあり、日本では味わえない地球のスケールを体感することができます。子供の年齢や興味に合わせて楽しみ方を選んでみて。
いかがでしたか?なかなか行く機会の少ない海外旅行。だからこそ子供に楽しく良い思い出を作ってあげたいママパパは多いはず!是非この機会に子連れでの海外旅行デビューを計画して、家族で素敵なひと時を過ごしてくださいね。
最終更新日:2017年2月28日





