西門町

西門町（せいもんちょう／シーメンディン）は台北市の西側、万華区にある繁華街。日本統治時代の1896年、この地に映画館第1号となる「東京亭」が建てられて以来、映画産業を中心に発展。それに伴いデパートをはじめとする娯楽施設も相次いで建設され、西門町は商業の中心地となりました。

現在は若者に人気のエリアで流行の発信地として有名。ファッションビルやキャラクターグッズのお店などのショッピングスポットが密集し、多くの買い物客が訪れます。ダンサーたちによる路上パフォーマンスが行われ、中には日本の漫画やアニメの主人公のコスチュームを身にまとい注目を集める人もいて、ストリートは活気にあふれています。

また、麺線（めんせん）や芒菓冰（マンゴーピン／マンゴーかき氷）といった、地元の人に愛されるローカルグルメやスイーツを提供する店が充実している美食の街でもあります。夜になるとさまざまな屋台が軒を連ねる西門町夜市が開催され、より一層のにぎわいに。

周辺には西門紅楼（せいもんこうろう）や中山堂など日本統治時代の建造物も多く残っており、最新トレンドのみならず台湾の歴史を感じられるのも魅力のひとつです。現地の若者はもちろんのこと海外からの観光客の間でも人気のエリアとなっています。 閉じる