リトルトーキョー

リトルトーキョーはアメリカ、ロサンゼルスのダウンタウンにある日本人街の通称。1885（明治18）年、一人の日本人がロサンゼルス通りの一角にオープンした日本食レストランが始まりとされています。1906（明治39）年のサンフランシスコ地震でサンフランシスコ日本人街が壊滅し、南下してきた日本人によってロサンゼルスの日本人人口が急激に増加。1915（大正4）年にロサンゼルスに日本領事館が置かれたことも契機に拡大を続け、今では日本人街としてはアメリカ最大の規模を誇るまでになりました。

エリア内には日系企業のビルやショップ、日本料理店に老舗の和菓子店などが点在し、日本の風情や文化が根付いています。130年にわたる日系アメリカ人の歴史を紹介する「全米日系人博物館」、日本のレストランや雑貨店などが集うショッピング街「ジャパニーズビレッジプラザ」をはじめ日本にゆかりの深い施設も多数。

例年8月には日系アメリカ人の文化と歴史を祝うイベント「Nisei Week」が行われ、パレードや盆踊りなどを開催。元日には正月イベント「お正月インリトル東京」も催されるなど季節の行事もさかんです。 閉じる