リートベルク美術館

リートベルク美術館は、チューリッヒ市が運営するスイス最大級の美術館。“非ヨーロッパ”、すなわちアジア、アフリカ、アメリカ、オセアニアの芸術作品を収蔵・展示する美術館として1952年にオープンしました。

約2万3,000点​​​​もの収蔵品数を誇り、各作品の背景にある異文化や慣習、宗教への理解を促すべく、展示にはさまざまな工夫が施されています。かつてチューリッヒに住んでいた音楽家ワーグナーにゆかりが深いことでも有名。彼が『トリスタンとイゾルデ』などを作曲した邸宅は現在、構成施設の一部となっているほか、同美術館の有する仏教美術コレクションは失恋したワーグナーが仏教に傾倒したことが関係しています。

開催中の展覧会から着想を得たメニューを提供するカフェや、企画展に合わせて厳選されたユニークなギフトを取りそろえるショップ、日本の伝統文化である茶道を広める茶室「一心庵」も併設。

2007年にはスタイリッシュな新館「エメラルド」が完成しました。緑色のガラスで囲まれたその美しい外観は必見です。 閉じる