ポーナガル塔

ポーナガル塔は、ベトナムのニャチャン市街北部にあるチャンパ王国時代の遺跡のひとつで、小高い丘の上に建つ祠堂。ポーナガルは、2～19世紀にかけて栄えたチャンパ王国の女神の名前で、末裔と呼ばれているチャム族の間で今もなお信仰の対象となっています。

8世紀以降に建立されたといわれ、現在残っている祠堂は5つ。そのうち、主祠堂には10本の手を持つ女神ポーナガルの御本尊が安置されており、花や線香を持って参拝に訪れる人の姿も見られます。

ポーナガル塔のある敷地内には、ニャチャンの風景が見晴らせる展望スポットや、王国時代の衣装が展示されている博物館といった見どころも。また、ベトナムの民族衣装を身にまとった踊り子と音楽隊によるパフォーマンスが不定期で行われています。 閉じる