ブラジリア

「ブラジリア」はブラジルの首都であり、建都から40年未満となる1987年に登録された歴史の浅い世界遺産。当時の大統領ジュセリーノ・クビチェックが前の首都であるリオデジャネイロから遷都することを決め、未開の地に新たに建設された計画都市です。

都市計画家ルシオ・コスタが都市のデザイン、建築家オスカー・ニーマイヤーが公共物の設計を担当。オスカーはニューヨークの国連本部ビルを設計したことでも知られる、ブラジルを代表する建築家です。

羽を広げた鳥の形に例えられる行政地区と住宅地区の配置から、左右対称に建設された建物まで、デザインされた都市景観が特徴。モダニズム運動を表現したユニークな例であることが評価されました。

国会議事堂などの三権分立の建物、大聖堂、パンテオン、国立劇場が登録対象となっています。 閉じる