万里の長城

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ジャンル

世界遺産、史跡・遺跡

概要

万里の長城は、1987年登録の中国を代表する世界遺産。全長2万kmを超える世界最大の軍事遺跡です。紀元前220年頃、中国を統一した秦の始皇帝は北方からの侵略に

万里の長城は、1987年登録の中国を代表する世界遺産。全長2万kmを超える世界最大の軍事遺跡です。

紀元前220年頃、中国を統一した秦の始皇帝は北方からの侵略に備えるため、それ以前に築かれていた防御壁をつなげる長城の整備に着手。その後も明代まで改修や延長が続けられ、東の遼寧省から北京を通り、山脈や砂漠を抜けて西端の甘粛省に至る壮大な防御システムが築かれました。

城壁は土とレンガと石で組まれ、一定の間隔で情報伝達のための狼煙台を設置。駐屯の拠点となる砦（とりで）や関所も設けられ、山海関、八達嶺、慕田峪、司馬台、嘉峪関などの関所跡が観光名所となっています。

中でも八達嶺は北京市街から路線バスが運行し、ロープウェイを使って上部へ容易にアクセスできることから、多くの旅行者が訪れる場所となっています。