マントヴァとサッビオネータ

「マントヴァとサッビオネータ」は、イタリア北部から中部にかけて広がるポー平原にある2つの都市。14世紀初頭から4世紀間にわたって一帯を統治した、ゴンザーガ家が築いたイタリア・ルネサンス期の歴史的な町並みが2008年、世界遺産に登録されました。

マントヴァは15世紀から16世紀にかけて、既存の町を再生・拡張させた町の進化の過程を示す都市。数々の建造物が残された旧市街に500以上の部屋をもつドゥカーレ宮殿があり、15世紀のイタリア絵画の傑作のひとつと評されるフレスコ画が描かれた、結婚の間（夫婦の間）が見どころとなっています。

南西へ30kmほど離れた場所にあるサッビオネータは、イタリアの貴族ヴェスパシアーノ・ゴンザーガが16世紀、理想とするルネサンスの町を一から築いた計画都市。城壁に囲まれた旧市街に、オリンピアンの神々の像が並ぶ劇場や宮殿、教会などを見ることができます。 閉じる