北海道の最も北にある町「稚内市」。海を挟んだ向こう側にロシア領サハリン島の島影が見えることもある、日本最北の町でもあります。
そんな稚内市の中でも最も北に位置しているのが「宗谷岬」です。通常一般の方が
北海道の最も北にある町「稚内市」。海を挟んだ向こう側にロシア領サハリン島の島影が見えることもある、日本最北の町でもあります。
そんな稚内市の中でも最も北に位置しているのが「宗谷岬」です。通常一般の方が向かうことのできる日本で最北の地となり、この日本最北端への到達を目指してたくさんの旅行者が宗谷岬を訪れます。
宗谷岬に建つのは「日本最北端の地の碑」。最北の地点を標す石碑で、円形の台座は平和と協調、三角錐は北極星の一角を表しています。ここは必ず押さえておきたい撮影スポットの一つですね! 最北端に到達した証を忘れずに写真に収めましょう。
また、日本最北端の地の碑を見つめる「間宮林蔵」の像もあります。江戸時代末期の探検家であり、世界地図に名前を残した唯一の日本人で、樺太(今のサハリン)が島であることを発見した人です。
宗谷岬の周囲にも見どころがたくさん! 周辺のお土産屋さんでは「日本最北端到達証明書」が1枚100円で販売されています。また、すぐ側にあるトイレは「日本最北端のトイレ」と呼ばれており、他にも自販機・食堂・バス停など周りには最北端のものだらけ! お気に入りの最北端を見つけてみてください。
宗谷岬の後方に広がる「宗谷岬丘陵」も見逃せません。なだらかな丘が連なる風景は、約2万年前の氷河期に作られたもの。最北のブランド牛「宗谷黒牛」が飼育されている「宗谷岬牧場」や、日本最大級の風力発電施設「宗谷岬ウインドファーム」などもあり、とても写真映えするスポットです。
大韓航空機撃墜事件の慰霊碑「祈りの塔」など数々のモニュメントも建っており、中でも1968年に稚内市の有形文化財に指定された「旧海軍望楼跡」は必見。ロシア海軍の動きを早期に察知するため1902年に建設されたもので、稚内市に唯一残る明治時代の建造物です。
宗谷岬へ向かうには、稚内駅前バスターミナルから浜頓別・音威子府方面行きに乗車し宗谷岬バス停で下車して下さい。所要時間は約50分。バスを下りた目の前に、日本最北端の地の碑が見えるはずです。