北海道の最北端、稚内市の西の海上にある礼文島。隣にある
利尻島は円形で標高1,700m以上ある島なのに対し、礼文島は南北に細長い形でいちばん高いところでも490mほどしかない、なだらかな島です。
礼文
北海道の最北端、稚内市の西の海上にある礼文島。隣にある
利尻島は円形で標高1,700m以上ある島なのに対し、礼文島は南北に細長い形でいちばん高いところでも490mほどしかない、なだらかな島です。
礼文島の魅力は、なんと言っても6月〜7月にかけて島を彩る高山植物。レブンアツモリソウやレブンウスユキソウなどといった固有の植物をはじめ、島内では約300種類の花々が見られるともいわれています。また、本州では2,000m級の高山に登らないと見られないような花々が、ここ礼文島では海岸付近で見られるのも特徴ですよ。
いくつかあるハイキングコースの中でも人気が高いのは、島の南部にある桃岩展望台コース。その名の通り桃のような形をした桃岩などの奇岩も眺めながら、丘の上の草原に続く散策ルートを歩きます。夏場にはレブンウスユキソウやエゾカンゾウなどの花を堪能できます。
また同じく島の南部にある「北のカナリアパーク」は、2012年に公開された映画『北のカナリアたち』のロケ地となった場所。舞台となった学校の校舎を目にすると、映画を見た人ならラストシーンを思い起こしてホロリとするかも?
島の北部にある澄海岬(すかいみさき)も、ぜひ訪れておきたい絶景スポット! 青く澄んだ海と、屏風のような岩肌が美しい景色を生み出しています。
また、島の最北端に突き出たスコトン岬は、最果て感が身にしみるような場所です。スコトン岬から澄海岬まで、島の西海岸を歩くハイキングコース(岬めぐりコース)も人気があります。途中にあるゴロタ岬という場所から、スコトン岬を振り返るあたりの風景も絶好の撮影ポイントですよ!
夏場に礼文島を訪れたら味わっておきたいのがウニ。島内ではウニ丼を出している食堂もあるので、少々値段は張りますが、たっぷりと堪能してみてはいかがでしょうか。また、ホッケのちゃんちゃん焼き(ホッケの身の上に味噌とネギをのせて焼いたもの)も、礼文島の名物のひとつですので、ぜひ味わってみてください。
礼文島へのアクセスは、稚内港からフェリー(ハートランドフェリー)で礼文島・香深(かふか)港まで約1時間55分。
利尻島からはフェリーで45分ほどです。