三輪山をご神体とする大神神社の拝殿から北へ、緑に囲まれた境内の細道を5分ほど歩いた先にある狭井神社。山に鎮まられている大物主大神の荒魂を祀り、そのパワーによって、病気平癒や健康の神様として古くから信仰を集め
三輪山をご神体とする大神神社の拝殿から北へ、緑に囲まれた境内の細道を5分ほど歩いた先にある狭井神社。山に鎮まられている大物主大神の荒魂を祀り、そのパワーによって、病気平癒や健康の神様として古くから信仰を集めています。701(大宝元)年に施行された大宝律令では、この狭井神社と大神神社で4月18日に行われる鎮花祭(はなしずめのまつり)を国家的祭祀として行うことが定められたほど。今もこの祭りは、多くの医薬業者が参加する「薬まつり」として続けられています。
そして、この神社を訪れる多くの人のお目当てが、拝殿の脇にある「薬井戸」の水。三輪山から湧き出る水をくみ上げたご神水として、万病に効くとも、薬をこの水で飲むと薬効が高まるともいわれ、水を汲みに訪れる人の姿は絶えません。備え付けの殺菌済みコップ(無料)も用意されているので、ぜひのどを潤してみたいもの。社務所では、ご神水のペットボトル(有料)も用意されています。