万葉文化館は奈良県高市郡明日香村にあり、『万葉集』を中心とした古代文化を見て、触れて、感じて、学べる施設として2001(平成13)年にオープンしました。
万葉文化館では、著名な画家が『万葉集』の歌をテ
万葉文化館は奈良県高市郡明日香村にあり、『万葉集』を中心とした古代文化を見て、触れて、感じて、学べる施設として2001(平成13)年にオープンしました。
万葉文化館では、著名な画家が『万葉集』の歌をテーマに制作した日本画150点余りを所蔵。1階の日本画展示室では、所蔵品の日本画を定期的に展示するほか、別途テーマを定めた多彩な特別展も開催します。
地下1階の一般展示室では、等身大の人形がリアルに万葉の時代の人々の生活や市など往来の姿を再現。万葉の世界にまつわるクイズやゲームのコーナーや、万葉歌人をテーマにした創作歌劇やアニメーションを上演する万葉劇場もあります。
そのほかにも、万葉の衣装の試着体験や貨幣の鋳造体験など、古代文化に親しめるイベントも季節ごとに開催。この万葉文化館がある場所では、7世紀後半に銅、鉄、漆、ガラスなどの製品を生産した総合工房があったことがわかっており、日本最初の鋳造銭「富本銭」もこの場所で造られていました。外の庭園ではその「飛鳥池工房遺跡」の復原遺構を、地下1階の特別展示室では出土品などを見ることもできます。