蔵王連峰(ざおうれんぽう)は、東北地方を南北に走る奥羽山脈系のひとつ、宮城県と山形県を分け隔てる連山。蔵王山(ざおうざん)とも呼ばれています。最高峰は1,841mの熊野岳(くまのだけ)で、以下、屏風岳(びょ
蔵王連峰(ざおうれんぽう)は、東北地方を南北に走る奥羽山脈系のひとつ、宮城県と山形県を分け隔てる連山。蔵王山(ざおうざん)とも呼ばれています。最高峰は1,841mの熊野岳(くまのだけ)で、以下、屏風岳(びょうぶだけ)、刈田岳(かっただけ)と続きます。これまでに40数回の火山活動が確認されている活火山で、むき出しになった明るい灰色の岩肌や噴気口が、火山ならではの勇壮な印象をもたらします。
蔵王のシンボルといえるのが、宮城県側にある火口湖の「御釜(おかま)」。米を炊く釜に形状が似ていることからその名が付けられました。季節や天候の変化によって湖面の色が変化し、「五色沼(ごしきぬま)」とも呼ばれています。晴れた日のエメラルドグリーンの輝きは格別です。
冬には、針葉樹に氷と雪が張り付いてできる「樹氷」の神秘的な光景も見られます。御釜へのアクセス道路となる蔵王エコーラインと蔵王ハイラインは、冬季は通行止めとなりますが、開通後の春にはそそり立つ「雪の回廊」の中のドライブが楽しめます。