お茶屋や京町家が建ち並び、京都の中でも屈指の趣深さを味わえるのが祇園です。
京阪電車の祇園四条駅の6・7番出口から地上へ出て、四条通を東へ進むと、突き当りに赤い楼門が目を引く
八坂神社があります。
明治以前ま
お茶屋や京町家が建ち並び、京都の中でも屈指の趣深さを味わえるのが祇園です。
京阪電車の祇園四条駅の6・7番出口から地上へ出て、四条通を東へ進むと、突き当りに赤い楼門が目を引く
八坂神社があります。
明治以前まで
八坂神社を「祇園社」と呼んでいたため、神社の門前にあたるこの界隈を祇園と呼ぶようになったそう。
近辺には桜の名所である
円山公園、浄土宗の総本山・
知恩院、京都最古の禅寺・
建仁寺があります。
メインストリートである四条通は、和雑貨や抹茶パフェで人気の老舗甘味処などが軒を連ね、ショッピングやカフェタイムを楽しむ観光客で賑わっています。
そして四条通の南側は花街の情緒が漂う格式高いお茶屋や料亭が多く、北側は白川沿いに気軽なカフェがあります。
南側の見どころはやはりお茶屋が続く景観です。
祇園には「祇園甲部」と「祇園東」の二つの花街があり、春には祇園甲部の「都をどり」、秋には祇園東の「祇園をどり」という舞踊会がそれぞれ行われ、観客を魅了します。
四条通より南側の花見小路通は、石畳の道沿いにお茶屋の赤い提灯がかかっていて風情たっぷり。
タイミングが合えば芸妓さんや舞妓さんを見かけることもありますが、お仕事中なので写真撮影や声掛けは控えましょう。
一方、四条通の北側でも特に白川南通の周辺は、静かで落ち着いた雰囲気があります。白川に架かる巽橋と柳並木、辰巳大明神の朱色の玉垣が織りなす景観が見事です。
和服が映える場所なので、着物で散策するならぜひ立ち寄りたいスポットです。辰巳大明神は技芸上達のご利益があるため、芸妓さん、舞妓さんからも厚く信仰されています。
また、川沿いに桜並木があり、100mほどの短い区間ですが気軽に桜を楽しめます。ライトアップもされるので、華やかな祇園の街に浮かび上る夜桜を愛でてみてはいかがでしょうか。