泉岳寺(せんがくじ)は、港区高輪にある曹洞宗の寺院です。1612年、徳川家康が幼年期に身を寄せた今川義元の菩提を弔うため、江戸の外桜田に創建しました。1641年の大火で伽藍(がらん)を焼失し、その後、3代将
泉岳寺(せんがくじ)は、港区高輪にある曹洞宗の寺院です。1612年、徳川家康が幼年期に身を寄せた今川義元の菩提を弔うため、江戸の外桜田に創建しました。1641年の大火で伽藍(がらん)を焼失し、その後、3代将軍・徳川家光の命により現在の高輪へ移転・再建されました。江戸時代には曹洞宗の「江戸三ヶ寺」の一つであるとともに、僧侶を養成する「江戸三学寮」の一つとして、多くの学僧が修学しました。
歌舞伎などで親しまれてきた『忠臣蔵』ゆかりの寺としても名高く、境内には赤穂藩主・浅野長矩(あさのながのり)の墓や、赤穂義士の墓・供養墓があります。これらは「浅野長矩墓および赤穂義士墓」として国の史跡に指定されています。大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしお)の銅像や山門も見どころです。
赤穂義士記念館では、大石良雄の書状をはじめ、義士に関する遺品や資料を通して、元禄赤穂事件の歴史に触れられます。隣接する義士木像館には、江戸時代末期から明治初期にかけて制作された四十七義士の木像も収められています。
毎年4月と12月には赤穂義士祭が行われ、多くの参拝者が訪れます。都心にありながら落ち着いた境内で、赤穂義士の歴史と、創建から400年以上にわたる寺の歩みに触れられる場所です。