福岡県の筑豊地方から響灘へと流れる一級河川、遠賀川(おんががわ)。かつては筑豊炭田で採れた石炭を「川ひらた」と呼ばれる船で運び、若松港へつなげる水運の要衝でした。流域は7市14町1村にまたがり、約67万人の
福岡県の筑豊地方から響灘へと流れる一級河川、遠賀川(おんががわ)。かつては筑豊炭田で採れた石炭を「川ひらた」と呼ばれる船で運び、若松港へつなげる水運の要衝でした。流域は7市14町1村にまたがり、約67万人の暮らしを支えています。
下流域では春になると菜の花が川辺を彩り、秋には水巻町の河川敷で約500万本のコスモスが咲き乱れるなど花の絶景スポットに。散策やピクニック、サイクリングにもぴったりです。
河口から約11kmの位置にある「遠賀川水源地ポンプ室」は、赤れんがと半円アーチ窓が美しい明治時代の建造物。ユネスコ世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産に登録され、写真撮影スポットとしても人気です。
また直方市の「遠賀川水辺館」では、川にすむ生き物や歴史を学べる展示・観察コーナーがあり、展望フロアからは雄大な遠賀川と福智山系の山々を望めます。