軽井沢ショー記念礼拝堂は、軽井沢で最初に建てられた教会。
実は、軽井沢が避暑地として栄えるようになったきっかけを作ったのが、ショー記念礼拝堂を創設した宣教師、アレキサンダー・クロフト・ショーです。
軽井沢ショー記念礼拝堂は、軽井沢で最初に建てられた教会。
実は、軽井沢が避暑地として栄えるようになったきっかけを作ったのが、ショー記念礼拝堂を創設した宣教師、アレキサンダー・クロフト・ショーです。
1886年に日本での布教活動の途中に軽井沢を訪れたショーは、軽井沢の気候の良さや自然に魅了され、別荘を建てます。この別荘こそ、軽井沢で第1号の別荘。以来、ショーは知人に軽井沢を紹介するなどし、軽井沢は避暑地として有名になっていきます。
軽井沢駅から2.2kmほど離れたところにあるショー記念礼拝堂は、お店が立ち並ぶ旧軽井沢銀座通りを抜けた静かな場所に建っています。
この建物ができたのは1895年。その後、大正時代に増築をして現在の形になりました。部分的に修復はされていますが、驚くべきことに今もほぼそのままの姿で、現役の教会として活動が続けられています。
教会のなかは、大正時代から使われている長椅子、オルガンなどが置かれ、明るく開放感のある空間です。耳をすませば、近くを流れる湯川の音。100年以上前、外国からはるばる軽井沢へとやってきた人々も、きっとこの音を聞きながら、教会で祈りを捧げていたのでしょう。
さて、ショー記念礼拝堂の裏手には、軽井沢に初めて建てられたショーの別荘を移築・復元したショーハウス記念館があります。11月-3月は冬期休館となりますが、ショーの愛用品も見ることのできる場所です。開館の時期に来た際には、ぜひここで「軽井沢の恩父」と呼ばれるショーの暮らしを感じてみてください。