『怪談』などの著者として知られ、明治時代に日本のことを世界に紹介した作家である小泉八雲が、元松江の士族の娘、セツと新婚生活を送った武家屋敷。八雲は1890年に来日。1904年に亡くなるまで、松江、熊本、神戸
『怪談』などの著者として知られ、明治時代に日本のことを世界に紹介した作家である小泉八雲が、元松江の士族の娘、セツと新婚生活を送った武家屋敷。八雲は1890年に来日。1904年に亡くなるまで、松江、熊本、神戸、東京と4つの都市で生活しました。松江には約1年3カ月暮らし、そのうち1891年の6月から11月までの約5カ月間をこの家で過ごしました。
1896年にセツと正式に結婚し、日本に帰化しましたが、帰化前の、「ラフカディオ・ハーン」を名乗っていた頃この屋敷に住んでいたため、「ヘルン旧居」とも呼ばれています。現在、八雲が住んでいた当時のまま保存されている旧居は、日本ではここだけです。
旧居には居間、書斎、セツの部屋などを取り囲むように美しい庭が広がっており、ハーンが愛用していた机や椅子のレプリカが展示される居間からも庭が見えます。