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たこつぼ@八丁堀(広島県広島市)

訪問 2016.01

こちらは信頼する食通の方々から聞いて、長らく訪問したかったお店。この度、ようやく機会を作って訪問する事が出来ました。 お店は広島市内の商店街(アーケード)の中にあり、「こんなところに名店が!?」と驚く方が多いのではないかと思います。外見はさりげない割烹のようですが、料理を頂いて、度々唸る事になりました。 こちらの最大の魅力は、中々出会えないレヴェルの瀬戸内食材の連発。施されている調理も素材を活かしきっており、食べれば食べるほどに魅了される。「中々出会えない」と言うのは広島県内では勿論、東京では更に困難だと思います。漁獲量が限られているため地元のこのような名店に流れるばかり。広島の料理店の価格としては非常に高額な部類となりますが、それでも広島で敢えて伺うべきお店の一つであると確信しました。唯一、提供スタイルが一般的な日本料理とは大きく異なる点が好みを分けそう。先付、お造り、焼き物が縦横無尽に繰り出されるスタイルであるため、カッチリした流れを好む方にとってはそこまで響かないかもしれません。しかし、他とは異なる食材を楽しみたい方にとっては、唯一無二の体験となる筈です。 お任せコースは、小鉢5品から

たこつぼ@八丁堀(広島県広島市)

訪問 2016.01

こちらは信頼する食通の方々から聞いて、長らく訪問したかったお店。

この度、ようやく機会を作って訪問する事が出来ました。

 

お店は広島市内の商店街(アーケード)の中にあり、

「こんなところに名店が!?」と驚く方が多いのではないかと思います。

外見はさりげない割烹のようですが、料理を頂いて、度々唸る事になりました。

 

こちらの最大の魅力は、中々出会えないレヴェルの瀬戸内食材の連発。

施されている調理も素材を活かしきっており、食べれば食べるほどに魅了される。

「中々出会えない」と言うのは広島県内では勿論、東京では更に困難だと思います。

漁獲量が限られているため地元のこのような名店に流れるばかり。

広島の料理店の価格としては非常に高額な部類となりますが、

それでも広島で敢えて伺うべきお店の一つであると確信しました。

唯一、提供スタイルが一般的な日本料理とは大きく異なる点が好みを分けそう。

先付、お造り、焼き物が縦横無尽に繰り出されるスタイルであるため、

カッチリした流れを好む方にとってはそこまで響かないかもしれません。

しかし、他とは異なる食材を楽しみたい方にとっては、唯一無二の体験となる筈です。

 

お任せコースは、小鉢5品から始まります。

烏賊、ナマコ、青花豆、鯛の皮、蝦蛄の爪

 

【烏賊の炊合せ】

小烏賊に鯛の肝を使用しており、味付けは家庭的でホッとする味わい。

一品目では真価が分からないまでも、人参が美味しい所に期待が高まる。

 

【ナマコ】

面白いことに穴子を合わせ、ポン酢にやや甘みがあるところが面白い。

 

【青肌豆】

かなりハードな茹で加減で快感。醤油にコクがあり、本山葵を溶いている。

 

【鯛の皮】

昆布出汁を鋭く利かせたポン酢が良い。

 

【蝦蛄の爪】

蝦蛄が獲物を捉える際に使用する捕脚(前脚)に詰まった肉。

当然のことながら一匹から二つしか取れない上に、

鋭く危険なため、稀少性の高い食材。

それを惜しげも無くたっぷりと使用しており、鮮度も抜群。

甘美な甘みを楽しむ。

 

【蛸】

電車ではない「呉線」の蛸は冬期でも甘みが強い。

表面だけに湯を掛け食感を引き締めている。

噛みしめると歯切れが良く、蛸の芳醇な旨味が滲む。

岩塩と酢橘を使用しており、もう少し岩塩が少なくても良いように感じた。

 

続いて串焼きが3品。

小海老、銀杏、烏賊の口

小海老は先に出てきた蛸の餌との事!こういった出し方は嫌いじゃありません。

小さいボディながらに力強い海老味噌の風味。

 

【鯵】

岩国・由宇の瀬付きの(回遊しない)鯵。

ぷりっとした身を噛みしめると、脂が滲んで旨い。

これも醤油が少し多めでちょいと辛い。

 

【鰹の漬け】

白眉。脂が乗った戻り鰹のトロのような部分を、江戸前の古典的な漬け方で。

官能的にとろける食感と脂は、至高の漬け加減によって最大限活かされている。

 

【サザエの焼き物】

細かくカットしたサザエを卵でとじている。

サザエの苦味や磯の香りと、卵の甘みが相性良好。

サザエの火入れは穏やかで、半生の魅力を楽しめる。

 

【牡蠣の焼き物】

酢、醤油に胡麻油と葱を用い、中国料理の清蒸のような味わい。

強い風味を持つ胡麻油と葱が下品になっておらず、絶妙な味付け。


そして、お造り。

夜泣貝、雲丹、メチカガレイ、アコウ、蝦蛄

夜泣貝は広島で出会う事の多い貝。

石川でも広く食されており、アカニシ貝と呼ばれる。

こちらの夜泣貝は非常に柔らかく、色合いが鮮やかで、甘みと心地よい苦味が魅力。

雲丹は周防大島産で香り良く、中々の甘み(やや苦味が気になる)。

白身魚はメチカガレイ(メイタガレイ)とアコウと面白い。

蝦蛄は甘みが凝縮されており、瀬戸内産はやはり極めて美味だと再認識。

 

 

【生蝦蛄】

盛り合わせで茹でた蝦蛄を頂いた後に、なんと生の蝦蛄。

鮮度が物を言う食材なので、頂けるのはラッキーです。

奔流とも形容すべき甘みの強さ。

先付で爪を頂き、蝦蛄三昧とも言うべき構成で大満足。

なお、山葵が香り良く美味しいと思っていると、

全国わさび品評会で農林水産大臣賞を受賞した安曇野の有賀均氏の手によるとの事。

 

【鰆】

備長炭で焼霜に仕上げた、岡山沖の鰆。

とにかく脂がたっぷりで、凄い。

濃厚な鰆の旨味を楽しむ。

 

【鱸の焼き物】

鱸のカマの焼き物。

香りが強まり旨味がこなれているので伺ったところ、

一塩振って風にあてている模様。

身はプリプリに引き締まっており、一口一口が力強い。

また、薬味の葱は広島産ならではの爽やかな香りと軽やかな食感で、

付け合せのガリは辛味が鋭く美味い。

 

【鮑】

続く鮑は生ながらにとろけるような食感を併せ持つ。

なるほど、餌が違うとこうなるのか…と楽しめる一品。

身の後に耳と口をサッと焼いたものも提供。

 

【平政】

軽く甘酢で〆たものを炙っている。

食事の前に口がスッキリする味わい。

 

【ひつむし】

名物となっている看板メニューですが、確かに素晴らしい味わい。

お昼に食され「高い」という評価も見受けられますが、

使用している穴子の質を考慮すると適正価格だと感じます。

冬期ながらにしっかり脂があり、穴子の野趣に溢れる香りも良い。

ふんわりと蒸された食感は一般的な「穴子めし」とはまた異なる魅力がある。

穴子のテイストが時期的に多い対馬とは異なるため、産地を伺ったところ、豊島でした。

アートのイメージが強い豊島ですが、穴子も美味しいとは嬉しい発見。

 

香の物

 

 

【きな粉もち】

随分濃厚な黄粉で美味。

 

【抹茶アイス】

こちらも抹茶が濃く、食べて飲んだ後のスイーツ2連発ながらに失速せずに頂けました。

 

こちらで提供される日本酒は西条の賀茂泉。

たこつぼのために杜氏さんが特別に作られているそうで、

味わい的には料理を邪魔せずグイグイ行けてしまうまろやかな味わいです。

お蔭で3合飲むことになりましたが…。

 

そして、お会計は上記の内容で、約24,000円。

単品オーダーよりもお得なお任せコースは15,000円~なので、日本酒が大体2,000円強でしょうか。

ある程度、時価による変動を見込んで訪問されると良さそうです。

価格に対する個人的な感想としては、「CPが良い」とは思わないまでも、

「高い」とは全く思いませんでした。

食材の質、量ともに満足し、記憶に残る味わいでしたし、ここでしか頂けない素材を楽しめるのは間違いありません。

広島に行く際には立ち寄りたいと思います。

食べるべき逸品:他では中々頂けない、瀬戸内の一級食材たち。

店舗情報

掲載情報修正

  • 価格帯
    ¥15,001~
  • 定休日
    水曜日

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