クチコミ
「葉山 日影茶屋 本店」
訪問 2006.05
娘のお宮参りとお食い初めに行ってまいりました。 選んだ料理屋は葉山の老舗です。 同じ月齢の子に比べ小振りだそうですが、最近は素敵な笑顔を見せてくれるようになりました~。 お食い初め膳のメインは桜鯛の焼き物。美しい形。ほっくりと焼かれ、程よい塩味です。飾りの葉と桃色に外側を染めた形を細工した蓮根を添えています。 お膳には中央に黒く光るおおきな石が二つ。ほっぺたの両側から挟んで一生食べ物に困らないようにと祈願するために神社で祈願されたものだそうです。 これに赤飯、はまぐりと思われる上品な和風出汁の吸い物、山芋や筍、蒲鉾に鞘いんげんなどの煮物。「葉山 日影茶屋 本店」(☆☆彡) 江戸時代寛文元年創業の葉山の老舗。 純然たる日本文化を大切にし、海と山を併せ持つ葉山の四季を意識した料理を最高の食器ともてなしで供する。 日本家屋で美しい庭園を眺めながら過ごす時間は極上。 こちらでゆっくりと和食を楽しむときは是非お勧めしたい。 そこは純然たる日本家屋です。 白い塗り壁に瓦が美しい。板の塀に豊かな緑。入り口もまるで旅館のような面持ち…と、ひと昔前はそうだったみたいですね。 提灯が下がる待合室はすぐに
「葉山 日影茶屋 本店」
訪問 2006.05
娘のお宮参りとお食い初めに行ってまいりました。
選んだ料理屋は葉山の老舗です。
同じ月齢の子に比べ小振りだそうですが、最近は素敵な笑顔を見せてくれるようになりました~。
お食い初め膳のメインは桜鯛の焼き物。美しい形。ほっくりと焼かれ、程よい塩味です。飾りの葉と桃色に外側を染めた形を細工した蓮根を添えています。
お膳には中央に黒く光るおおきな石が二つ。ほっぺたの両側から挟んで一生食べ物に困らないようにと祈願するために神社で祈願されたものだそうです。
これに赤飯、はまぐりと思われる上品な和風出汁の吸い物、山芋や筍、蒲鉾に鞘いんげんなどの煮物。
「葉山 日影茶屋 本店」(☆☆彡)
江戸時代寛文元年創業の葉山の老舗。
純然たる日本文化を大切にし、海と山を併せ持つ葉山の四季を意識した料理を最高の食器ともてなしで供する。
日本家屋で美しい庭園を眺めながら過ごす時間は極上。
こちらでゆっくりと和食を楽しむときは是非お勧めしたい。
そこは純然たる日本家屋です。
白い塗り壁に瓦が美しい。板の塀に豊かな緑。入り口もまるで旅館のような面持ち…と、ひと昔前はそうだったみたいですね。
提灯が下がる待合室はすぐに庭園に出られるようになっています。
お願いしたのは個室です。池のほとりの離れにあり、靴を脱いで上がる和室。
仲居さんに案内されて木の橋を渡って入りました。
美麗で静寂が周囲を包みます。
個室に付きっ切りの仲居さんも一人いて、個室料金は2100円。格安です。
06年4月30日の来訪。
娘の鎌倉八幡宮へのお宮参りの後、お食い染めのためうかがいました。
11時半で待合はすでに混雑。順番に案内されるので、しばし庭園とそこにかかげられた鯉のぼりを眺めながら待ちました。
端午の節供料理
最初に赤い塗り物の杯に日本酒が。中央に浮かべられているのは矢羽根型に切られた菖蒲。
先付)新じゅん菜 薯蕷豆腐 筍といか 木の芽和え
一皿目はやや粘りのある山芋の豆腐に蟹の身。プルルンとしたじゅん菜の入るやや酸味のある汁で。
2皿目は黄緑色が美しい和え物。さっくりと柔らかなイカの身にシャクシャクした旬の筍を木の芽の入る爽やかなタレで合えてあります。赤い皮の大根の飾りが色を添えてきれい。
祝肴)海老と針魚手綱寿司 春子鯛柏寿司 盾厚焼玉子 矢羽根大根 稚鮎田楽

海老とさよりを酢飯のかわりに玉子に巻いた手綱寿司、柏餅に見立てた柏の葉っぱに包まれたかすごの手毬寿司、形の見事な稚鮎の煮物に八丁味噌をかけた田楽、焼き目を一本つけた盾に見立てたふんわり玉子焼き、矢羽根に見立てて細工された酸味の強い大根です。この時期にして緑色の紅葉が添えられているところがまた心憎い。
椀)新緑仕立
空豆のすり流しみたいに思える椀物。ふんわりとした空豆の風味が口に満ちる。上にはニンジンや玉子、筍、海苔などで鯉幟の吹流しをもし、蓮根で上に回っている車輪をあらわした飾りが。お椀は輪島塗の高級品で金で鶴が描かれていました。
造り)かぶとびつ盛 季節の魚
兜を入れるおひつに見立てた白木の箱で供されます。しっとり甘みを感じる金目鯛、むっちりとした歯ざわりが良い表面に細工包丁を入れたイカ、筋を排したとろける角切りのトロ、しっかりした歯ごたえのあるかんぱち。どれも地物らしく品が良い。
焼物)筍と貝類いろいろやどかり焼
筍と鮑やミル貝などの貝類を細かく加えた茶碗蒸しを鮑の殻に入れて焼いたものです。上には透明な和風出汁の餡をかけ、そこに飛んでいる燕を模した寄せ海苔を浮かせています。傍らには菖蒲を刺して飾っています。
煮物)賀茂茄子 オランダ煮
和風だしで茹でた賀茂茄子、とろけるような角煮にかぶのペーストとマスタード、彩りの良い紅葉型のお麩に、鞘いんげん。出汁を吸い込んだ賀茂茄子は柔らかなオリーブ色の色合いも美しく、味も良い。
揚物)湯葉と芝海老の飛龍頭 煎りだし掛
きれいな陶器の椀に盛られた湯葉と芝海老の団子の揚げ物。小葱を散らしています。
桜海老と筍の炊き込みごはん 浅利汁 香の物
土鍋で炊かれた桜海老と油揚げ、たけのこに刻んだ木の芽です。桜海老は新鮮なものがたっぷり。
アサリの味噌汁もプリッとした身が美味しく、香の物もコリコリと上質なものでした。
笹巻蓮根餅
笹に包んで巻いた蓮根餅。羊羹に見えますが、蓮根の澱粉質を使ったお餅だそうです。
総評は☆☆彡(二つ星半)です。
この店で凄いなと思ったのは、予約の電話から当日の対応まで。 「駄目です」とは言わないやわらかな物言いとお客の意向を極力実現させようとする姿勢が感じられます。ぼくの好きな驚きのひと品こそなかったものの、食事の場としての評価はいやでも上がります。
選んだ料理屋は葉山の老舗です。
同じ月齢の子に比べ小振りだそうですが、最近は素敵な笑顔を見せてくれるようになりました~。
お食い初め膳のメインは桜鯛の焼き物。美しい形。ほっくりと焼かれ、程よい塩味です。飾りの葉と桃色に外側を染めた形を細工した蓮根を添えています。
お膳には中央に黒く光るおおきな石が二つ。ほっぺたの両側から挟んで一生食べ物に困らないようにと祈願するために神社で祈願されたものだそうです。
これに赤飯、はまぐりと思われる上品な和風出汁の吸い物、山芋や筍、蒲鉾に鞘いんげんなどの煮物。
「葉山 日影茶屋 本店」(☆☆彡)
江戸時代寛文元年創業の葉山の老舗。
純然たる日本文化を大切にし、海と山を併せ持つ葉山の四季を意識した料理を最高の食器ともてなしで供する。
日本家屋で美しい庭園を眺めながら過ごす時間は極上。
こちらでゆっくりと和食を楽しむときは是非お勧めしたい。
そこは純然たる日本家屋です。
白い塗り壁に瓦が美しい。板の塀に豊かな緑。入り口もまるで旅館のような面持ち…と、ひと昔前はそうだったみたいですね。
提灯が下がる待合室はすぐに庭園に出られるようになっています。
お願いしたのは個室です。池のほとりの離れにあり、靴を脱いで上がる和室。
仲居さんに案内されて木の橋を渡って入りました。
美麗で静寂が周囲を包みます。
個室に付きっ切りの仲居さんも一人いて、個室料金は2100円。格安です。
06年4月30日の来訪。
娘の鎌倉八幡宮へのお宮参りの後、お食い染めのためうかがいました。
11時半で待合はすでに混雑。順番に案内されるので、しばし庭園とそこにかかげられた鯉のぼりを眺めながら待ちました。
端午の節供料理
最初に赤い塗り物の杯に日本酒が。中央に浮かべられているのは矢羽根型に切られた菖蒲。
先付)新じゅん菜 薯蕷豆腐 筍といか 木の芽和え
一皿目はやや粘りのある山芋の豆腐に蟹の身。プルルンとしたじゅん菜の入るやや酸味のある汁で。
2皿目は黄緑色が美しい和え物。さっくりと柔らかなイカの身にシャクシャクした旬の筍を木の芽の入る爽やかなタレで合えてあります。赤い皮の大根の飾りが色を添えてきれい。
祝肴)海老と針魚手綱寿司 春子鯛柏寿司 盾厚焼玉子 矢羽根大根 稚鮎田楽

海老とさよりを酢飯のかわりに玉子に巻いた手綱寿司、柏餅に見立てた柏の葉っぱに包まれたかすごの手毬寿司、形の見事な稚鮎の煮物に八丁味噌をかけた田楽、焼き目を一本つけた盾に見立てたふんわり玉子焼き、矢羽根に見立てて細工された酸味の強い大根です。この時期にして緑色の紅葉が添えられているところがまた心憎い。
椀)新緑仕立
空豆のすり流しみたいに思える椀物。ふんわりとした空豆の風味が口に満ちる。上にはニンジンや玉子、筍、海苔などで鯉幟の吹流しをもし、蓮根で上に回っている車輪をあらわした飾りが。お椀は輪島塗の高級品で金で鶴が描かれていました。
造り)かぶとびつ盛 季節の魚
兜を入れるおひつに見立てた白木の箱で供されます。しっとり甘みを感じる金目鯛、むっちりとした歯ざわりが良い表面に細工包丁を入れたイカ、筋を排したとろける角切りのトロ、しっかりした歯ごたえのあるかんぱち。どれも地物らしく品が良い。
焼物)筍と貝類いろいろやどかり焼
筍と鮑やミル貝などの貝類を細かく加えた茶碗蒸しを鮑の殻に入れて焼いたものです。上には透明な和風出汁の餡をかけ、そこに飛んでいる燕を模した寄せ海苔を浮かせています。傍らには菖蒲を刺して飾っています。
煮物)賀茂茄子 オランダ煮
和風だしで茹でた賀茂茄子、とろけるような角煮にかぶのペーストとマスタード、彩りの良い紅葉型のお麩に、鞘いんげん。出汁を吸い込んだ賀茂茄子は柔らかなオリーブ色の色合いも美しく、味も良い。
揚物)湯葉と芝海老の飛龍頭 煎りだし掛
きれいな陶器の椀に盛られた湯葉と芝海老の団子の揚げ物。小葱を散らしています。
桜海老と筍の炊き込みごはん 浅利汁 香の物
土鍋で炊かれた桜海老と油揚げ、たけのこに刻んだ木の芽です。桜海老は新鮮なものがたっぷり。
アサリの味噌汁もプリッとした身が美味しく、香の物もコリコリと上質なものでした。
笹巻蓮根餅
笹に包んで巻いた蓮根餅。羊羹に見えますが、蓮根の澱粉質を使ったお餅だそうです。
総評は☆☆彡(二つ星半)です。
この店で凄いなと思ったのは、予約の電話から当日の対応まで。 「駄目です」とは言わないやわらかな物言いとお客の意向を極力実現させようとする姿勢が感じられます。ぼくの好きな驚きのひと品こそなかったものの、食事の場としての評価はいやでも上がります。
店舗情報
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ジャンル日本料理
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営業時間椅子席 - [木-火]11:30-14:30(ラストオーダー)、17:00-21:00(ラストオーダー)、大広間・個室 - [木-火]12:00-13:30(ラストオーダー)、17:00-22:30(ラストオーダー)、バー - [木-火]17:30-22:30
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連絡先046-875-8166
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住所
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価格帯¥5,001~¥10,000
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定休日水曜日(祝日の場合は翌平日定休)
ご利用される際は、掲載情報についてご自身で店舗に確認をしていただくようお願いいたします。







