アアルトの家具に囲まれてステイできる
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アアルトの椅子とテーブルが置かれているロビーラウンジ
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シンプルで快適な客室。ベッドの寝心地は最高
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毎日おいしい朝食ビュッフェ
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地下鉄カンピ駅から少し歩くと見えてくるシンプルな外観
フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルトのインテリアをふんだんに取り入れたデザインホテルです。YWCAの事務所として1920年代に建築された建物を、1969年にホテルとしてオープンしました。とにかく、アアルトファンには夢のような毎日が味わえるホテルですよ。
こちらはいわゆるホテルチェーンやロイヤリティプログラムのメンバーではない私有ホテルで、オーナーのYWCAによって、ホテル運営の利益は世界中の女性のために継続的に使われています。また、観光業界において環境保全への取り組みなどを認められた国際的なエコラベルであるグリーンキーを取得しているなど、こだわりと理念をもって運営されているユニークなホテルであることも魅力のひとつです。
1階のフロントデスクとロビーに灯るペンダントランプ、ロビーの窓際に置かれた椅子やテーブルなど、アアルトのインテリアはいたるところに自然にあります。フロントのスタッフもスタイリッシュな雰囲気です。ただし、わたしが滞在したときは日本語対応のスタッフはいませんでした。
アアルトの家具を使った快適な客室は、スマート、コンフォート、ジュニアスイートの3タイプ。家族やカップルなどにおすすめのジュニアスイートにはサウナも完備されています。シンプルで明るい雰囲気の客室の天井には、フィンランドの自然をモチーフにした写真がプリントされたルーフが飾られているので、朝、目覚めたとき、最初に目にするのはこの静かで美しい自然の景色です。
宿泊料金に含まれている朝食は、オーガニックと地元産の食材を使ったスカンジナビア風料理をビュッフェスタイルでいただけます。平日は6:30-10:00、週末や祝日は7:00-11:00までオープン。料理はもちろん、パンやフレッシュフルーツの種類が豊富で、日替わりメニューもあります。特に、朝一番に飲める新鮮な濃厚ベリージュースは絶品です。また、淹れたてのコーヒーは香りもよく、1週間泊まっても全然飽きることなく、1日のスタートが毎日の大きな楽しみになります。
バーでは、イッタラのグラスに注がれたオリジナル・カクテルやワインなども味わえます。
客室にサウナがなくても、最上階には男女別のゲスト用サウナがあるので、ぜひ体験してみてください。フィンランドでは絶対にサウナ体験をすることです!本当に気持ちいいですから。ペントハウスには貸切り用プライベートサウナがあります。
ちなみに客室バスルームのアメニティは、タイ生まれのナチュラルスキンケアブランドTHANN(タン)です。
場所は地下鉄カンピ駅から徒歩5分、途中にはヘルシンキ市美術館があります。また、テンペリアウキオ教会へも徒歩5分ほどです。
2017年06月訪問