費用対効果バツグン! 定宿にしたい“いいホテル”
- ライター岩佐 史絵さん
- 投稿日2016年04月27日
ジョージタウンのはずれ、コムターのすぐ近くのローカルなエリアにある新しいホテル。タウンハウスを改装したヘリテージホテルには珍しく、プールつきだ。ロビーや中庭はアンティークな調度品で飾られており、その美しさはあの有名な「ブルーマンション」に負けないくらい。室内はモダンなテイストが織り込まれ、広々としている。キングサイズのベッドにゆったりとしたソファ、アンティークの鏡台やクローゼットと、新旧折衷な雰囲気。
壁には古い広告ポスターや当時の人の洋服などノスタルジックな小物が飾られている。
バスアメニティはシンプルで、固形石鹸のほか、シャンプー、コンディショナー、ボディソープが備えつけのボトルに入っているのみだが、これで十分。
ロビーにはホテルのオリジナルフレグランスの香りが漂い、チェックインするとウェルカムドリンクとスイーツを、夜のターンダウン(眠れる状態にベッドメイクすること)時には毎日違うマレーシアのスイーツを置いてくれるという細やかさもあり、まるで高級ホテルに滞在しているようなおもてなしはもはや感動的ですらある。
朝食は洋食とアジア風があり、どちらを頼んでもまずはフルーツの盛り合わせがサーブされる。メインコースのメニューのうち、アジア風のほうは日替わりでワンタンメンだったりロティ・チャナイ(カレーとナンよりも薄いインドのパンのセット。マレーシアの朝食の定番)だったり。「今日はなにがでてくるかな?」という楽しみがある。
ビジター向けのカフェではないが、ホテル内のダイニングでは料理に力を入れているようで、朝食はもちろんランチ、夕食までいただくことが可能だ。