カンクンから約2時間南に行くと、道端にセノーテの看板がたくさん見られます。そのひとつに、グラン・セノーテがあります。
グラン・セノーテは洞窟のようなセノーテで、水の透明度がものすごく、そこに太陽の光が射すと水中に光のカーテンが現れるため、大人気の観光スポットになっています。
たくさんの人がカンクンを訪れる理由は、綺麗なカリブ海だけではありません。
日本のテレビ番組などでも多く取り上げられ、知名度がここ数年でぐんと上がった「セノーテ」が、この地へ訪れる理由のひとつになっているのです。
カンクンの位置するユカタン半島にだけ存在し確認されているセノーテは数千個とも言われており、現在でも数々のセノーテが発見されています。
セノーテは簡単に言うと「泉」ですが、何年もの月日をかけてつくられたセノーテはまさに神秘の泉です!
ユカタン半島の地層は石灰岩でできており、無数の小さな穴があいたスポンジのような石灰岩に雨水がしみこんでいき、ろ過された綺麗な水が地下に溜まっていきます。池のようなセノーテや、洞窟の中にあるようなセノーテなどタイプは様々ですが、グラン・セノーテの場合は地面の下が空洞になっている洞窟のようなイメージです。
入ってみると、とにかく水が綺麗なことにびっくりします!!
シュノーケルセットをつけて泳いでいる人もいれば、ダイビングで奥深くに潜っていく人もたくさん見られます。ダイビングをするにはライセンスと経験が必要ですので簡単にはできませんが、シュノーケルでも充分!
太陽が昇れば光のカーテンが見られますし、洞窟の中も泳ぐことができます。
時間を忘れてただただボーっと眺めてしまうくらい、幻想的で神秘的な世界が、水中に広がっています。
ただし地下水ですので水温が低く、真夏でも1時間も泳いでいると体が冷えてしまいます。また、セノーテの水は体が浮きませんので、ライフジャケットなどを着けていないとすぐに疲れてしまいますのでご注意くださいね(※水深があるので足はつきません)。
実は私も経験があるのですが、ちょっと変わった楽しみ方として、水中でウエディングフォトを撮ったり、着衣で記念撮影をしたりと、水中フォトセッションというものが最近人気で注目を集めています!
上手くいけば、まるで水中じゃないかのようなクリーンな写真が撮れるので、この地ならではのフォトセッションに挑戦してみるのもお勧めです!
セノーテ入場料は2018年10月現在、大人90ペソ(約5米ドル)子供50ペソ(約3米ドル)です。
現地では1セット100ペソ(約6ドル)でシュノーケルセットの貸し出しもしています。
泳ぎが苦手な方は、ライフジャケットを必ず着けましょう。50ペソ(約3ドル)で貸し出しています。
交通については、英語・スペイン語に自信がある方は、バスでトゥルムまで行き、そこから約10分タクシーでグランセノーテまで行きましょう。
カンクンダウンタウンのADOというバスターミナルから、往復約150ペソ(約8米ドル)で約1時間ごとにトゥルム行きのバスが出ています。
言語が心配な方は、日系のツアー会社で日帰りオプショナルツアーを申し込むと良いでしょう。
メキシコのツアー会社ではグランセノーテツアーはほとんど取扱が無いですし、せっかくなので安心の日本語ツアーに参加してみてはいかがでしょう!
約120米ドルからツアーの販売があります。
マヤ文明の時代から重要な役割を持つ神秘の泉「セノーテ」。
ぜひ訪れてみてください♪
Grand Cenote グランセノーテ
nami
(ツアーガイド、フォトセッションアシスタントを主としたフリーランス)
光のカーテンが揺らめく、神秘の泉グランセノーテ!
- 投稿日2018/10/19
2018/05訪問
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ジャンル河川・湖・沼
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エリアトゥルムその他
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住所
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アクセスカンクン中心部から車で約120分
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定休日無休
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。