Huayna Picchu ワイナ・ピチュ

ワイナピチュは、マチュピチュ遺跡の一番奥にある山で、「いわゆるマチュピチュの景色」の、バックにそびえる山です。
ケチュア語での正しい綴りは、 [Huayna pikchu]　となり、Huaynaは若い、pikchuは丘という意味です。
ちょっとした登山を楽しめ、頂上からはマチュピチュ遺跡を見下ろすことができるので、大人気スポットとなっています。
ワイナピチュには入場制限があります。
7～8時の間に入場200人、10～11時の間に入場200人、合計として一日400人のとなります。
とても人気の高いスポットのため、かなり早目に手配しておかないと完売になってしまうことも多いので、できるだけ早くチケットを購入するといいでしょう。

ワイナピチュ登山の所要時間は、ペースにもよりますが、片道45分～1時間ほどです。
＊普通の健康状態の方なら問題ありませんが、足場の悪い場所も多くあるので、登山するのに障害となる何かの持病や、めまいがするような場合にはやめておいたほうが賢明でしょう。

登山といっても気張るほどの険しさではありませんが、できれば低登山用のシューズで望むと心強いです。
実のところ私は最初にワイナピチュに登った時はクロックス（合成樹脂サンダル）でしたので、履きなれた靴や運動靴でも大丈夫だと思います。

7時と10時入場のどちらがいいのか多くの方に質問されますが、その日の天候にもよるため確実な事は言えません。

7時入場の場合、霧がかかっていることもありますが、ワイナピチュは好きな時間に下山できますので（入場時間だけ決まっています）頂上でしばらく様子を見ることもできます。（太陽が照りだせば、朝の霧はなくなります）
尚、雨季の場合は早朝はよく晴れていても、後から天候が悪くなったりと予想が付きません。
どちらかと言うと10時入場の方が人気のようですが、逆に7時入場の方が先に入山している人がいない分、割と空いていて登り易いようです。

ワイナピチュ登山の人気の理由は、マチュピチュ遺跡を上から見下ろすことができる点です。
マチュピチュ遺跡はコンドルが翼を広げている様な形に設計されていますが、ワイナピチュからでないとその形は確認できません。

また、ワイナピチュ登山中に高山植物やハチドリなどの自然を楽しむことができます。
マチュピチュの地区は高山とジャングルの気候が混ざり合っているため、多様な動植物を観察することができます。

登るのは大変ですが、頂上にたどり着いて、遺跡を見下ろす時には格別な気分になるでしょう。
（頂上はかなり狭いので、人でごったがえしていますので注意してください）

帰路はワイナピチュ頂上から反対側に下りていきます。
途中にマチュピチュ遺跡に戻る道と月の神殿に行く道に別れます。

月の神殿に行く場合、さらに険しいアップダウンの道を行く必要があります。
ワイナピチュ山頂から月の神殿を経由してマチュピチュ遺跡に戻る場合、およそ2時間半かかります。
体力と時間を考えて、難しそうであれば月の神殿は行かない方がよいでしょう。
若い人や体力に自信のある人でも、月の神殿の道中はかなり疲れて苦しくなると思います。

月の神殿は、大きな岩の下に組まれた石組みの建造物です。
自然の岩を天井として利用した見事な建築には感心させられます。

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【現地クチコミ事務局よりお知らせ】
マチュピチュ遺跡の2024年6月以降の入場は以下3種類のルートが定められたとの情報があります。

▽人数制限
1日あたりの入場は最大5600人まで

▽入場時間
6:00-15:00
※シャトルバスは入場時間の30分前に乗車
※入場には、時間指定の入場チケットを購入する必要あり
※遺跡の入場時間に合わせてシャトルバスのチケットも購入の必要あり
※入場時間を45分過ぎた場合は入場不可

▽観光ルートは1～3の中でさらに複数のコースに分けられています
1)Circuito 1
　マチュピチュ山、アッパーテラス、太陽の門（インティプンク）、インカ橋など

2)Circuito 2
　聖なる石、神殿広場、水の鏡、太陽の神殿、聖なる岩、鏡の間、コンドルの神殿など

3) Circuito 3
　フチュイピチュ山、ワイナピチュ山、大洞窟、月の神殿、噴水、太陽の神殿、インカの家、鏡の間、コンドルの神殿など

※時期によって開催していないコースもあり

以上の内容は状況により変更となる可能性がありますので、訪問予定の方は最新情報をご確認ください。

2024年11月1日　現地クチコミ事務局
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