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クスコ (ペルー) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

同心円模様が印象的なインカの農業試験場

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  • 穴場

クスコの北西38キロメートル、マラス塩田から7キロメートル車で45分ほどの位置にモライ遺跡はあります。

同心円状に何段も組まれた段々畑の遺跡が合計4つある、ミステリアスな遺跡です。
モライ(Moray)という名前はトウモロコシの収穫の時期であるインカのカレンダーの5月を指すアイモライ(Aymoray)という名前に由来しているようです。

この遺跡は農業試験場だったと考えられています。
ここでの試験により、トウモロコシの品種改良が行われ、現在の高い標高に対応する多種のトウモロコシの栽培が可能になったとも言われます。

この同心円の構造は、マイクロ・クライメイト(英語:Micro Climate)と呼ばれる微細気候を実現するためのものです。
微細気候とは、ごく狭い範囲の中での気温などの気候のことです。
この同心円の段々畑は中心に行くほど高度が下がります。
段差が下がるごとに0.5~0.7℃ほどとごく微細ではあるものの気温が変化するそうです。
そのため、一番下の段と一番上の段では最大5℃もの温度差が生じるという説があります。

このように少しずつ違った条件で作物を栽培することで、適した高度を調べたり、低音に強い種を生み出したりすることができたのかもしれないですね。
昔の人の知恵には驚嘆させられます。

遺跡の入り口のすぐ正面に見つかるのが、一番大きなサークルです。
モライには大小4つのサークルがありですが、一番大きなサークルが一番綺麗に復元されています。
他のサークルはこれより小さく復元状態も完全ではありません。
もっとも小さいサークルは段々畑が2段だけです。

一番大きいサークルは、内部は立ち入り禁止となっています。
それ以外はサークルの下部まで降りることができます。
サークルの中心部には儀式用の小さな穴が開いていて、コカの葉などの供え物が置いてあります。
インカ時代の人々は大地の神パチャママへの信仰があり、作物への感謝を欠かさなかったと言われていて、現在でもガイドたちはモライを訪れる時に捧げ物の儀式を説明し再現しているのです。

モライ遺跡はマラス塩田とも近いため、時間があれば両方を訪れてみるといいでしょう。
大きな幾何学的な遺跡は非常に神秘的ですよ。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。