Bastakiya バスタキヤ地区

バール・ドバイにあるバスタキヤ地区（アル・ファヒーディ歴史地区）は、伝統建築の保護区になっています。
ドバイ・クリーク沿いの一角に位置し、メトロの最寄り駅である「アル・ファヒーディ Al Fahidi」駅から徒歩10分程で到着します。周辺に「ドバイ博物館」や「オールド・スーク」など、観光スポットが多く集結しているエリアなので、
他のスポットと合わせて訪れると効率的に観光が楽しめると思います。

私自身バスタキヤ地区はドバイに来たら必ず足を運ぶ、大好きな場所です。
どんな角度から写真を撮っても絵画のような1枚が撮れる、写真好きの方にはたまらないスポットだと思います。

ブルジュ・ハリファ周辺やドバイ・マリーナのような高いビルが連なる近代的な町並みとは一変し、
ドバイの歴史を肌で感じることができる、ノスタルジックな景色が広がっています。
青空に映えるくすみがかった白壁の建物が立ち並び、建物の上には煙突のようなものが備わっています。
これは上空の空気を取り込み、室内の空気を逃がす「風の塔」と呼ばれるもので、
風通しを良くして暑さを凌ぐ、中東ならではの建築スタイルです。

建物と建物の間には、ヤシの木など色とりどりの草木に彩られた石畳の路地が網目状に広がっていて、
エリア内は博物館やギフトショップ、ホテルやカフェなどがあり、休憩をとりながらゆっくりと散策することができます。
涼しげな天蓋が可愛らしい「アラビアン・ティー・ハウス Arabian Tea House」というカフェが個人的にはおすすめです。
ただ、建物のかたちがどれも似た造りなので、お散歩に夢中になっていると迷子になりやすいので気を付けて下さいね。

ドバイの歴史が受け継がれる大切な場所ながら、古めかしさを感じさせないモダンな雰囲気があるのは、
エリア内にポップなオブジェや絵画などがランダムに展示され、現代アートが随所に散りばめられているからかもしれません。
細い路地など、「え！こんなところにも！？」と思うような意外な場所にも飾られているので、ぜひ探してみて下さいね。

ドバイは英語が共通語なので、道に迷った際は各所にいる係の方に相談してみて下さい！
入場料は特にかかりませんが、エリア内にある博物館によっては必要なところもありますのでご注意ください。

バスタキア地区は、ドバイの歴史的建築物の保護地区であり、アラブ情緒を味わえるエリア。サンドベージュの色調で統一された建物に囲まれたこのエリアは、一昔前のドバイにタイムスリップした気分を味わえる特別な場所です。
ゴールドスークとスパイススークを巡ったあとに、ドバイの伝統的な渡し船『アブラ』に乗って、ドバイの入り江をバスタキア地区に移動するのが個人的にはお気に入りの移動方法です。ばらまき土産としても使えるアラブらしい民芸品やストールなどのお土産を安価に購入できる『テキスタイルスーク』（オールドスーク）やドバイの歴史を短い時間で勉強できる『ドバイ博物館』、そのほかアラビックなアートが見学できるギャラリーもあるので、時間にゆとりをもって散策されることをおすすめします。
また、このエリアには伝統的なローカルハウス（現地人の家）を改築したブティックホテル、日本では見かけないらくだの肉のバーガーやアラビア料理が楽しめるレストラン・カフェもあるので、ランチタイムに合わせ訪れるのも良いでしょう。夏は暑いので、涼しい時間帯を選ぶのと、水分補給やサングラスなどの日焼け対策もしっかりとしてくださいね。アラブっぽい写真が撮りたい！と言う観光客には、是非おすすめの観光スポットです！

とりたてて、入口に看板があるわけでもなく、
オールドドバイの街の片隅に、ひっそりと残されたバスタキヤ地区。

地図を見ながら歩いて行くと、ドバイらしからぬあまりの静けさに、
本当にこの場所であっているのだろうか、と思ってしまうに違いない。

バスタキヤ地区に建てられた建物は、
ドバイの伝統的な建物を模して造られたものになっている。
豪華絢爛なアラブ超ホテルなどを比べてしまうと、地味に感じてしまうかもしれないが、
ほんの数十年前までは、これがスタンダードな庶民の住居スタイルだったのだ。

バスタキヤ地区の中には、小さなカリグラフィーのお店や陶器のお店、お土産屋など、
迷路の中に隠されるような形でお店がある。
スークや大きなショッピング街では売っていないようなものもあるので、
お気に入りを見つけてほしい。
特に、美しいカリグラフィーのお店は必見だ。

人が少ないので、秘密の町を見つけたような、そんな楽しさがある。

疲れたら、アラビアン・ティー・ハウスで休憩をどうぞ。