Dubai Frame ドバイフレーム

ザビール・パークの敷地内に2018年1月に誕生したドバイ・フレームは、その名の通り大きな額縁の形をした展望台です。
ピッカピカの金色に輝く外観はゴージャスで存在感があり、これぞドバイ！っという感じがします。
メトロの最寄りは「 アル・ジャフィリア(Al Jafiliya)」駅で、徒歩20分程でエントランスまで到着します。
入場料は大人が50ディルハムで、子供(3才から12才まで)は20ディルハムでクレジット対応可能です。
また、オンラインからも購入可能なので、日付が予め決まっている方は事前に購入しておくと入場がスムーズです。

建物内に入る前は持ち込む荷物など、セキュリティチェックを受けるようになっていて安全対策も万全です。
エントランスを通ると、漁業を中心に発展したドバイの歴史を振り返る展示スペースへ案内されます。
映像も交えて細かく再現された展示品を見ていると、昔のドバイへタイムスリップしたかのような感覚になります。
エレベーターに乗り込んだら、いざ150メートル上空のスカイデッキへ！
一直線に通路が伸びたスカイデッキの左右両側から景色を眺めることができるようになっており、
一方は旧市街のデイラやバール・ドバイの街並みを、もう一方から高層ビルが建ち並ぶニュー・ドバイの景色が望めます。
両側の景色を見比べているだけで街並みの変遷、歴史の移り変わりがリアルに体感できると思います。
私は今回夕方17時頃に上ったので、オレンジ色に染まった空と共に見える景色がとても綺麗でした。

そしてこのスカイデッキ、景色を楽しめる箇所がもう１つ。
実は、通路の一部がクリスタル製の透明ガラスでできていて、足元の景色が見えるようになっているんです！
一定の期間はスモッグが掛った状態になっているので、最初は気づかない人も多いと思いますが、
（実際、私も全く気付かずに通路をズカズカと歩き回って景色を楽しんでいました・・・）
床が透明だと気付いた瞬間は、一瞬底が抜けたのかと錯覚してしまうかのような感覚に陥り、とてもスリリングでした。
一直線に透明なガラスの道が続いているので、まるで空中を散歩しているかのような気分が味わえます。

地上に下りると大きなスクリーンの前に案内され、50年後のドバイの姿を描いたバーチャル映像が披露されます。
ロボットが人間と共存し、空飛ぶ車や海底に作られた透明の道路、果てには宇宙に都市開発をするという壮大な未来計画。
SF映画の世界のようなプランに驚きで口が塞がらない反面、ドバイなら実現させてしまうのではないか！
という大きな期待感が溢れ、映像を見終えた後にお客さんから大きな拍手が巻き起こりました。
出口付近にはギフトショップもあり、建物同様ゴールドのマグカップ(35ディルハム)などが販売されています。
館内のスタッフは英語対応が可能なので、お困りの際は気軽にお声がけしてみて下さい。

過去の歴史を振り返り、展望台から現在を見つめ、そして未来に向けたビジョンと共に我々を送り出す。
ドバイ・フレームは、ただ景色を眺めて感動するための展望台というわけではなく、
時の流れを伝え、ドバイという都市が持つパワーを体感できるスポットだと思いますので、是非訪れてみて下さいね。
また、過去、未来の映像や展示スペースは撮影が禁止になっている個所もございますのでお気を付けください。