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フランクフルト (ドイツ) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Kayoko (駐在員妻)

14世紀から現代までの貴重な芸術作品の数々に出合う

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マイン川沿いのシャウマンカイ通り(Schaumainkai)に面したところにあるシュテーデル美術館は、1815年に銀行家ヨハン・フリードリヒ・シュテーデル (Johann Friedrich Stadel)が設立し、ドイツ国内でも特に古い歴史をもつ美術館の一つです。

14世紀初頭から現代にかけての3100点の絵画、660点の彫刻、4600点以上の写真、そして10万点以上の素描と版画を所蔵しているそうです。中世、ルネサンス、バロック、クラシックモダニズム、現代美術の700年以上にわたるヨーロッパ美術の芸術の流れが実感できます。

美術館は地下1階、地上3階建て。
1階には受付、ミュージアムショップ、クロークルームとカフェやレストランがあります。
チケットは平日で大人14ユーロ(土・日・祝日は16ユーロ)です。オーディオガイドは英語とドイツ語のみですが、事前に予約が必要なガイドツアーは日本語対応もあるようです(公式サイト参照、電話やメールで事前に要予約)。

2階は19世紀から20世紀前半までの作品が並ぶモダンアートのエリアで、モネやシャガール、マネ、ルノワールの作品が多数あります。また、フランクフルトの昔の街の写真や、ドイツの画家マックス・ベックマンのフランクフルト中央駅の絵やフランクフルトのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂のこと)を見て、今の様子と比べたりしながら鑑賞するのも楽しいですよ。

3階は、14世紀から18世紀までの巨匠たちの作品が集うエリアです。こちらでは貴重なフェルメールの作品である「地理学者」などを堪能できます。

地下には現代美術が展示されており、地上階とは違って自由奔放なアート作品に出合えます。見ているこちらも楽しくなるような雰囲気でした。

私が平日10:30ごろに訪問した際、入口付近で15分程度並んでから入場しました。帰る際もお客さんは並んでおり、訪れた当時に開催されていた期間限定の企画展「Titianとヴェネツィアのルネッサンス」が目当てのお客さんも多かったようで、そのエリアだけ密集していましたが、そのほかの館内はとても落ち着いてじっくりと作品を鑑賞することができました。だいたい3時間程度の滞在時間を考えおくとよいと思います。

シュテーデル美術館へは、路面電車16番でオットー・ハーン・プラッツ(otto-hahn-platz)駅で下車して徒歩約5分、Uバーン1・2・3・8を利用するならシュヴァイツァー・プラッツ(Schweizer Platz)駅から徒歩約8分です。
周辺にはフランクフルト通信博物館、ドイツ映画博物館などの博物館が建ち並んでいますので、シュテーデル美術館とともにマイン川周辺のフランクフルト観光をたっぷりとお楽しみください。

2019/04訪問
yukigermany (フリーライター・ブロガー)

フェルメールを見に行こう!美しきシュテーデル美術館

  • 芸術鑑賞おすすめ
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ヨーロッパ旅行で欠かせないのが芸術鑑賞ですよね。
フランクフルトのマイン川沿いの「Museumsufer(博物館通り)」には美術館が15も立ち並んでいるのですが、中でも人気の高い「シュテーデル美術館」をご紹介します。
銀行家であったヨハネス・フリードリッヒ・シュテーデル氏によって1815年に設立され、ドイツでも歴史の古い美術館の一つです。

アクセスは公共交通機関が便利です。
電車Uバーン1,2,3,8線「Schweizer Platz(シュヴァイツァー・プラッツ)」駅より徒歩8分。トラム15,16番「Otto-Hahn-Platz(オットーハーンプラッツ)」駅より徒歩5分。バス46番「Staedel(シュテーデル)」駅よりすぐ。

入館料は火曜から金曜が大人1名14ユーロ、土日祝は16ユーロ。12歳以下は無料。ファミリーやグループには割引されます。
じっくりと鑑賞するため、所要時間として最低2時間はみておきましょう。

収蔵する作品は、ルネッサンス、バロック、現代アートを中心に、絵画3,100点、彫刻660点、写真4,600点を超え、14世紀初頭のものから現代の作品まで幅広く展示されています。

入場したらまずロッカーに荷物を預けてから、最上階の3階まで上がり、鑑賞しながら降りてくるのがお勧めのルート。3階には「Alte Meister(巨匠)」の作品が展示されています。有名なのは、Vermeer(フェルメール)の「地理学者」、Botticelli(ボッティチェリ)の「女性理想像」、Rembrandt(レンブラント)の肖像画。

2階はモダンアートのフロア。Monet(モネ)に代表される印象派や、Picasso(ピカソ)に加え、フランクフルト出身の画家、Max Beckmann(マックス・ベックマン)の作品も秀逸です。マイン川周辺を描いた作品には郷土への愛情を感じます。カラフルな色調のPaul Klee(パウル・クレー)も必見です。

グランドフロアには、書籍やグッズが豊富に揃うミュージアムショップと、軽食から本格的な食事まで幅広く楽しめるレストラン「Holbein」が併設されています。

お時間に余裕があれば庭園もご覧ください。整然と立ち並ぶ木々を眺めながら、ベンチで寛ぐことができます。
「芸術に興味がある」「屋内で観光したい」「静かな場所で過ごしたい」という方にお勧めのスポットです。

2017/09訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。