War in the Pacific National Historical Park Asan Beach 太平洋戦争国立歴史公園（アサン・ビーチ）

グアムのメインロード、マリンコードライブ沿いにある太平洋戦争国立歴史公園（アサン・ビーチ / War in the Pacific National Historical Park Asan Beach）。
こちらは、グアム・プレミア・アウトレットから車で約15分南に走ると右手側に見えてきます。

1944年7月21日朝、何千もの米海兵隊がこのアサン・ビーチへの上陸を目指し進撃。付近の陣地に隠れた日本軍は猛然と応戦しました。そのため、幅の狭いこのビーチを占領するのに米軍は丸一日を要したと言われています。そして日米間の3週間にわたる攻防戦は内陸へ、そして島全体へと拡大していったのです。

この上陸の翌年にはここアサン・ビーチに米海軍軍属の宿舎が建設されました。その後、宿舎はベトナム難民の受け入れ施設として姿を変えました。
さらには1975年の大型台風で島の大多数の施設が倒壊した際に、残骸の集積所として使われていたといわれています。

今では地元の人たちがランニングやウォーキングをしている姿をよく目にします。この静かな環境からはとても想像がつかないたくさんの歴史が詰まった太平洋戦争国立歴史公園、皆さんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

終日入場が可能で、入場料、駐車料金ともに無料の公園です。夜になると星空が大変綺麗ですが、園内は大変暗くなります。もし、日が暮れてからこちらへ行かれる場合はオプショナルツアーなどに申し込まれることをおすすめします。

１９４４年７月２１日にアメリカ陸軍と海兵隊が上陸を開始した地点が、
いまでは広々とした公園に整備されています。

休日はBBQをしている家族の姿も見受けられ、現在は平和そのものの光景ですが、
公園の入り口には当時使用された魚雷が展示され、
石碑には当時の日本軍とアメリカ軍の激しい戦いの状況が日本語でも案内されています。

公園をぐるっと囲んだ道を奥に進むと、
慰霊碑が設置されており、目の前にはキャメルロックというダイビングポイントが広がります。
公園は海に面しているので、歩いて海に入ることもできます。
天気の良い日には、公園を散歩するのも、ゆったりとしたグアムの過ごし方でしょう。

一方で、日本とアメリカの歴史について考えてみるのも、グアム旅行の一つの目的かもしれません。