ハバナ旧市街のメイン・ロード、オビスポ通りの中程に建つ、古色蒼然とした建物、それがジョンソン・ドラッグストアです。店内に入ると、壁一面に美しい陶器の薬瓶が、ずらっと並び、20世紀初頭の薬局に迷い込んだ錯覚すら感じてしまうことでしょう。
それもそのはず、この薬局が建築されたのは、1914年。米国の著名な設計事務所、パーティ&ヘンダーソンが手掛けました。彼らは1893年にシカゴで創業。1910年にキューバへ進出して、ハバナに支店を設け、ナシオナル・デ・クーバの設計をも担当しています。
ジョンソン・ドラッグストア自体の創業は、1886年。医薬品を販売する一方で、香料や殺虫剤等にも手を広げ、大いに繁盛しました。1959年のキューバ革命後は、国有化され、ハバナ旧市街の地域薬局として存続。しかし、2006年に、火災を起こし、店内の大半が焼失してしまいます。その後、修復工事を重ねた結果、ようやく2012年に再開にこぎ着けられたのです。
現在は、従来通り、コミュニティ・ドラッグストアとしての機能を果たすとともに、博物館としても無料で開放。古い顕微鏡や昔の薬のレシピ本等を展示しています。
ちなみに、キューバは中南米第1の医療大国。医薬品においても独自のラインナップを有しています。見学ついでに、キューバの薬を購入するのも、面白いかも知れません。
☎ +53・78・620311
営業時間 8:00〜20:00
無休
Johnson Drugstore ジョンソン ドラッグストア
19世紀初頭の薬屋さんに迷い込んで、最新のドラッグ探し!?
- 投稿日2016/03/24
-
ジャンル専門店
-
エリアハバナ
-
住所
-
電話番号+53-78-620311
-
営業時間8:00-20:00
-
定休日無休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。