1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 海外旅行
  3. 海外現地クチコミ
  4. キューバ観光地
  5. コヒマルの現地クチコミ
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]
キューバ 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

岩佐 史絵 (トラベルライター)

ヘミングウェイ晩年の作『老人と海』の舞台となったのどかな漁村

  • 観光おすすめ
  • 定番人気

米国の著名な作家、アーネスト・ヘミングウェイはキューバをこよなく愛し、多くの作品をこの地で書き上げた。そのうちのひとつ、ヘミングウェイ晩年の作とされる『老人と海』はノーベル文学賞を受賞したが、この作品の舞台となったのがこのコヒマル村である。

のどかな漁村だが、巨大なホオジロザメがこの村で引き揚げられたこともあり、『老人と海』の中に出てくる巨大なカジキやそれを食い尽くしてしまうサメなども、実際にこの村の漁師から話を聞いてインスパイアされたというのが納得だ。

 ハバナのダウンタウンから東へ約7㎞、車で行けばほんの数十分と近く、なにもないのどかな海辺の景色が広がる。小さな砦があり、その近くにはヘミングウェイの胸像が設置されている。この像はヘミングウェイの死後に村人によって建てられたといい、その材料は自らの釣り用ボートのスクリューだったとか。いかにヘミングウェイが地元の人々に愛されていたかがよくわかる。

池上和徳 (DTACキューバ観光情報局代表)

名作「老人と海」を生み出した、ヘミングウェイが愛した漁村

  • 街歩きおすすめ
  • 定番人気
  • 有名人ご用達

ハバナの東方、約7kmに位置する、ひなびた漁村、そこがコヒマルです。小さな要塞の近くにある胸像を除けば、キューバならどこにでもあるような漁村ですが、その像は、作家アーネスト・ヘミングウェイ(1899-1961年)が亡くなった際に、彼を慕っていた漁民たちがお金を出し合って立てたとか。

キューバをこよなく愛したアメリカ人の数は、あまたですが、その物語の多さで知られる人は、アーネスト・ヘミングウェイをおいて、他にはいないでしょう。
彼は1939年から22年間に渡り、キューバで暮らしました。その住処となったのが、コヒマルの陸地側、サンフランシスコ・デ・パウラの丘の上に建つ、「フィンカ・ビヒア(望楼別荘)」と名付けられた豪邸。1940年代には、使用人9人、猫52匹、犬16匹、鳩300羽、牛3頭、そして妻一人がいたそうです。「誰がために鐘は鳴る」や「海流のなかの島々」等の傑作は、ここで執筆されました。

彼はしばしばコヒマルにある「ラ・テレサ」へ通い、漁師たちとラム酒のカクテルを酌み交わしては、世間話に花を咲かせたそうです。そんな折、呑み仲間の一人、グレゴリオ船長から聞いた話をヒントに、書き上げたのが「老人と海」。
1954年にこの作品が評価され、ノーベル文学賞の受賞に繫がりました。ちなみに、グレゴリオ船長はコヒマルで、104歳の天寿をまっとうしました。

「フィンカ・ビヒア」は、現在「ヘミングウェイ博物館」として、公開されています。

Finca La Vigia, San Francisco de Paula Cuba

☎ +53・76・910809

公開時間:9:00-16:00 (日曜日は9:00-12:00) 火曜定休

入館料3CUC(約350円)

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。