Hideout ハイドアウト

今年3月後半にグランドオープンしたワイキキの新しいブティックホテル「ザ・レイロー、オートグラフ・コレクション」(The LayLow) は、今話題のホテルとして知られています。

最近のトレンドとして、サーフジャックやハイアット・セントリックなど、ブティックホテルが多く出てきています。オートグラフコレクションはマリオット系のブティックホテルです。

場所は、インターナショナル・マーケットプレイスとノードストロームラックの間。以前アクアウェイブだったホテルを6000万ドルをかけてリノベーションしました。レストランからの眺めはすばらしく、クヒオ通りを見下ろしながら、カクテルを楽しめます。

カクテルを少し飲んでみました。「グッドモーニングワイキキ」($14) は、パウ・マウイ・ウォッカ、レモングラス、ゆず、ミント、プロセッコ。さぱりとした飲み心地。「ライトニング・オン・ザ808」($17) は、オコレハオ、レモン、マンゴー、Orgeat（アーモンドシロップ）でできており、ハワイにぴったり♫

ハイドアウトのエグゼクティブシェフは、ニューメキシコ州出身。2013年にはハワイ島コナのシェラトン・コナ・リゾート・ケアウホウ内「レイズ・オン・ザ・ベイ」の”シェフ・ド・キュイジーヌ」に任命された方です。

長年にわたって旅行しながら覚えた彼の料理は、単なるアメリカ料理ではなく、ハワイの新鮮な素材を使ったアジアンフュージョン料理。さらにニューメキシコ料理でよく出てくるチリが、ところどころで使われています。

まず、ププには「ワンタン・アヒ・タコス」($14)。一緒についてくるサルサと食べるとさらに美味しい！

「グリーン・パパイヤ」($14) はナンプラーが弱めに入っており、スパイシーチキンはチリの辛さが素材を引き立てています。

「コリアン・フラットブレッド」($16) は、ブルゴギ、キムチ、ピクルド・チリ・アイオリソース。韓国料理とアメリカ料理が融合した感じの一品。ブルゴギにはしっかり下味が付いてます。

お店のおすすめは「クリスピー・ポークベリー」($13) 。私も確実にオススメの一品です。ブリュッセル・スプラウト、甘醤油、マカダミアナッツ入り。少し苦味のあるブリュッセルスプラウトが、甘醤油によって中和され、美味しいです。

肉派に断然おすすめなのが「キワベスモークド・ポークリブ」($12) 。ハワイの木「キワベ」を使ってスモーク焼きにすると、香ばしい味に仕上がります。さらに「キワベスモークド・チキン」($25) もまたキワベの木を使ってグリルした香ばしいお肉で、ハワイアンBBQソースがかかっています。

今日のお魚「マヒマヒ」（時価）。バサバサではあく、しっとりして美味しいです。その日のフレッシュなお魚料理を食べられます。

ハイドアウトは値段的にそれほど高くなく、わりと気軽に入れるお店。しっかりとした食事だけでなく、外を見ながらゆっくりとカクテルを飲むにも向いています。

インターナショナルマーケットプレイスがオープンして、活気を取り戻したクヒオ通り。そのインターナショナルマーケットプレイスのすぐ近くに、今年3月末にオープンしたばかりの新しいホテル。ザレイローオートグラフコレクション。

2階が受付になっていて、その同じ階にオープンしたのが、新しいレストランのハイドアウトだ。
ライブミュージックも毎夜あり、大人がゆっくりくつろげる場所。パシフィックリム料理で、和牛のメインランダー14ドルや、キムチ、アイオリが入ったライスボールリブアイ20ドルなどが人気。
ここの人気の理由は、料理よりそのオープンエアーの気持ちの良い雰囲気であろう。カウンターバーとテーブル席があるが、面白いのが、砂浜を敷いたテーブル席があるということ。海は見えないが、クヒオ通りのワイキキの賑やかさを2階から眺められる、とても気持ちの良いレストランである。

朝、昼、夜とオープンしていて、それぞれに違う顔を見せる新しいスポットとして人気を集めそうだ。