ヴュルツブルク市外に隣接する小高い丘の上にある要塞です。
ヴュルツブルクには、古くは紀元前1000年からケルト人が住んでいました。
長い歴史の中で、この丘の上は司教の居城として使用されてきました。
要塞の中には、聖母マリア教会の8世紀初頭の遺構が現存しています。
要塞として、堅固な壁が張り巡らされたのは、13世紀ごろからです。
現存しているものはドイツ30年戦争ののち、17世紀から18世紀にかけて建造されました。
こちらを訪れた際には、教会と2つの博物館、そしてヴュルツブルク市内を一望できる庭園が見学可能です。
聖母マリア教会は、ロマネスク調の建築および内装を今に伝えています。
白い内装が基調で、他の中世建築に比べあまりゴテゴテしていないのが特徴です。
城内博物館には、居住区域の内部やキリスト教関係の品々、そして宝物庫などがあります。
マイン・フランケン地方博物館では、彫刻や石像などの信仰に関するもの、武器庫などを見学できます。
要塞へは、いつでも訪れることができます。
ただし、11月から3月にかけては閉館しているので、注意が必要です。
それもあって、冬季は市街地からの直行バスが運休となります。
Marienburg Fortress マリエンベルク要塞
伊藤 雅雄
(フリージャーナリスト)
城壁もはっきりと残る、中世の要塞。
- 投稿日2015/04/16
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ジャンル史跡・遺跡
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エリアヴュルツブルクその他
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住所
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アクセスバスSchönborntor - Würzburg停留所から徒歩約5分
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電話番号+49-931-3551750
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営業時間9:00-18:00
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定休日月曜、11~3月中旬は休業
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予算要塞ツアー 4ユーロ
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公式サイト
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