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ナポリ (イタリア) 観光の現地クチコミ

現地のプロ(5人)詳細

Villa San Michele ヴィラ サン ミケーレ

スフィンクスと眺めるナポリ湾-- ヴィラ・サン・ミケーレ

  • 歴史的建造物おすすめ
  • 定番人気

カプリ島を季節外れに散歩していると、セレブの別荘なのか、鉄のつる草模様の門の向こう、
主のいない庭に折々の花が咲き乱れていて、その先にどんな贅沢な景観が広がっているのだろうと、
想像力をかきたてられることがあります。
そんなときはターミナルからバスに乗って(またはタクシーで)、
いつでも客を迎え入れてくれる、アナカプリのヴィラ・サン・ミケーレに行くことにします。

19世紀のヴィラは、もとはローマ時代の(ティベリウス帝の)別荘でした。
ローマ人の土地の選択眼はピカイチですから、
ここを手に入れることのできたスウェーデン人医師、アクセル・ムントは幸運でした。
ムントは50年以上もこの地に暮らし、「サン・ミケーレ物語」を発表します。
小説は各国で翻訳されてベストセラーとなり、カプリ島のすばらしさを世界に広めることになりました。

アンティーク収集にも情熱を注いだムントは、
ヴィラを18世紀の家具調度やキリスト教美術などで飾り立てます。
ティベリウス時代(紀元14~37年)の彫刻も置かれています。
どれも見事ですが、素晴らしいのは時代を超えた様々なものたちが、ひとつの調和をなしていることです。
これらの家具や絵画や彫刻は、美術館に並べられた美術品としてではなく、
日常の暮らしを営む主とその館と共に生き、ひとつの類まれな空間をつくってきたのです。

ヴィラの自慢は邸宅や調度品だけではありません。
カプリ島は温暖で、晩秋にもまだ、色づいたツタの葉の隣でブーゲンビリアが花をつけていたりします。
ヴィラを囲む庭を花や緑をたどりながら散策するのも我らが「別荘」訪問の楽しみです。

最後には忘れずに、庭の東屋に近いバルコニーまで足をのばしましょう。
そこで主に代わって客を待っていてくれるのは、御影石のスフィンクス。
彼女と一緒に、期待にたがわない贅沢な景観(マリーナ・グランデに入ってくる船や、ソレントの岬や、
ナポリ湾に浮かぶヴェスビオのふたこぶラクダのような山の影)を、たっぷりと、
誰に遠慮することなく、眺めることにしましょう。


★アクセス:マリーナ・グランデ、またはカプリのバスターミナルからアナカプリ行きのバスで15分程度。ヴィットリア広場で下車、徒歩5分。

★閉館時間は季節によって15:30~18:00と異なる。
詳細は上記サイトで確認のこと。

※参考:「サン・ミケーレ物語」
アクセル・ムンテ/著、久保文/訳、紀伊国屋書店(絶版となっていますが、図書館には収蔵されているようです)

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。