実はニースに移住するときにヤーパンが密かに楽しみにしていたのがこのニースオペラでした。音楽の勉強をかじっていたヤーパンは 、パリのオペラ座のような有名歌手によるめくるめく世界が毎日待っているはず!!と期待してこちらの公式ホームページを見てみると!!!…あれ?1シーズン(オペラのシーズンは冬です)中にオペラが4、5種類。ええええ!少なっ!!!とニースに鳴り響いた悲鳴と共にヤーパンのニース生活は始まりました。さあ、今回はそんな衝撃のニースオペラを紹介します。
ニースの中心マセナ広場から旧市街に向かってサン・フランソワ・ドゥ・ポール通りを歩いてくると右手に見えてくるのがニースオペラです。お車でお越しの方はRue Alexandre Mari アレクサンドル・マリ通りにあるCorvesyパーキングを利用する際オペラ座のチケットを提示すると5時間まで5€で停められるそうです。
さぁ、そうは言っても、ニースオペラのいいところもありますよ。何といっても素晴らしい点はチケットが安いということ!オペラの一番安い席は12€から買えます。一番高い席でも84€と日本に比べたらだいぶ安いことがわかっていただけると思います。ちなみにバレエやコンサートは8€からで、一番高い席も41€と破格。垂涎ものですね◎
さらに当日発売となるパラディ(天国)席は5€程で、チケットを購入したら通常の入り口ではなく、クールサレヤ側側面にある小さな扉の前で開演前から1~2時間並びます。早い者勝ちというわけです。扉が開いたらエレベーターには目もくれず一目散に階段をかけあがります。ちなみに1番目か2番目に到着するとなかなかいい席がとれます。なので、かけあがれる方はパラディ席でも十分かと。ただ、ヤーパンが1番に着いたときにはなぜか先客が…そうです、通常口から入って涼しい顔でパラディ席までやってくるという上級者もいます。そういう場合は…運が悪かったとあきらめましょう笑。はっきり言ってこういう人たちってフランスにはとても多い気がします。
パラディ席はベンチ形式になっていて座り心地はおススメしません。長時間ベンチに座るのはちょっとという方は普通の座席を購入されたほうがいいと思います。それでも日本に比べたら激安なので、この機会に一番贅沢な座席を購入してみるのもありですね。
チケットの販売窓口は正面入り口から入った右手にあります、6月~8月までは月曜日~土曜日の9時~18時まで(8月10日~16日は閉館)。夜の公演時は5分前まで販売。マチネは公演の1時間前~5分前までの販売となっています。オペラ座のシーズンは9月から6月まで、それ以外は上演はないので気をつけましょう。
このオペラ座もとは1776年に木造で建設されたものだそうで、改修を重ね、移転し今の旧市街に落ち着いたそうです。1881年3月23日にはランメルモールのルチアを上演中にガス爆発により大火事が起こり多数の犠牲者を出し全焼してしまった過去もあります。『インペリアル劇場』や『市民劇場』と呼び名も変わりながら、1902年に現在の『ニースオペラ』となりました。
残念ながら公演数はモナコやパリのオペラ座に比べるとかなり少ないですが、この座席の安さ、そして響きのいいホールはぜひ体験していただきたいです。運がいいと世界的な歌手のコンサートを聴けることも◎ニースオペラ座は穴場と言ってもいいと思います。
4-6 Rue Saint-François de Paule, 06300 Nice
04 92 17 40 00
Opera de Nice ニース オペラ座
ヤーパン
(現地在住ブロガー、声楽家)
お得な?ニースオペラ
- 投稿日2015/11/27
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ジャンル劇場・ホール
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エリアオールド タウン
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住所
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アクセス路面電車1線 Opéra Vieille Ville駅から徒歩約3分
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電話番号+33-4 92 17 40 79
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営業時間プログラムにより異なる
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定休日詳細は公式サイトを参照
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公式サイト
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