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ニューカレドニア 観光の現地クチコミ

現地のプロ(7人)詳細

La Chapelle Notre Dame de Lourdes ノートルダム ド ルルド教会

フランジパニエ (通訳・翻訳、日本語教師)

下界を見下ろす聖母マリアのまなざし、きつくない坂なので是非上ってみて

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聖母マリアが現れたことで有名な、フランス南西部の聖地ルルドの名をいただくこの教会は、1858年のEaso(エアゾ)海岸へのカトリック宣教師上陸を記念して1898年に建立。

 島北西部のEaso村をサンタル湾沿いにJinek 方面へ。 St François Xavier教会を過ぎ大型客船が寄航する桟橋を左に見て少し行くと、 Chez Benoît Bonua(民宿)の看板が見えてきます。その先、対向車とすれ違うのがやっと、くらいに道が狭くなり不安になりますが、もうしばらく進むと突き当たりに小さなパーキングが。左手奥に歯をむき出してニッと笑っているトーテムポールが出迎えてくれます。その後方のまあまあ良く整備されたゆるやかなスロープと階段を登ること約5分で頂上のカテドラルへ。

正面入口に回ると、屋根の上から物憂げな表情で下界に視線を落とすマリア様にハッとさせられます。外観はさすがに年季を感じさせ、この世から忘れ去られてしまった教会…といった風情。でも開け放たれたドアから一歩入ると、中は塗り替えられたばかりなのか、マリア像と同じ空色と白のペンキも真新しく、木組み天井の木目もクッキリ。半開きの窓から優しく差し込む光が正面の小さなマリア像を神々しく浮き立たせ、爽やかさと静謐さとが一体となった祈りの空間を造りだしています。

マヌー(メラネシアンの儀式に不可欠なトロピカルモチーフの布)が敷かれた祭壇には造花が置かれ、信者用の長椅子もたった一つだけ、他は何もありません。ミニマリストの教会とでも言えるでしょうか? せっかくここまで来たのですから、この先の旅の無事を祈りましょう♪

チャペル前の張り出したテラスから、また下へ降りて行く道すがらも、東にサンタル湾、西にジネック湾の絶景が見渡せます。おまけですが、スロープ+階段の両脇には見たことも無い珍しい形や色の草花が色々、飛び交う蝶たちも幻想的で、ちょっとした熱帯植物園のよう。写真を撮りまくった私でしたが、手すりがあるとは言えその下は崖なのでくれぐれもご注意を!

2016/08訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。