パリからベルサイユに行くにはメトロではなく、高速鉄道RERかSNCFという国鉄系の列車を利用します。RERのC線では左岸駅、SNCFのL線だとベルサイユの右岸駅に到達します。そのあと、宮殿まで歩くわけですが、距離は左岸駅の方が近いです。左岸駅から徒歩で7分、右岸駅からだと宮殿まで15分ほどかかります。
ベルサイユ宮殿に向かって歩いていくと、太陽王と呼ばれたルイ14世の騎馬像が見えてきます。なお、騎馬像の写真を撮るときにはぜひ右側から。左側から撮ると、国王が写真撮られるのが嫌でそっぽを向いているような形になってしまいます。
朝早起きして8時ごろに着けば問題ありませんが、開館時間に合わせて9時前に到着すると、宮殿の前に並んでいる長蛇の列に驚くでしょう。その列はチケットをあらかじめ購入して入場を待っている個人客の列で、9時に着くとだいたい宮殿に入れるまで2時間ほど待たされます。チケットを宮殿に着いてから購入する場合には、左手の建物に入るのですが、開くのは9時からです。あらかじめチケットをインターネットで購入しておくことをお勧めします。
チケットは宮殿入場料、トリアノン入場料込みで20ユーロ、さらに庭園噴水ショー込みで27ユーロなど、料金体系が複雑です。詳細は公式サイトを参考にしてください。
また、入場時間を指定したチケットにすることもできますが、その場合並ぶラインは宮殿を正面に見て左手にAと書かれた入り口です。そこに2つの列ができるようになっているので、その左側に並んでください。入場時間を指定してあっても、かなり並ばされることがあります。特にヨーロッパのバカンス時期、学校が休みの時期は要注意です。
もしも、初めてのベルサイユ宮殿観光でしたら、パリから出ている個人客向けの観光バスを利用することをお勧めします。ただし、団体のグループ専用口(右手にあるB)から入るにしても入場制限があり、ガイド1人のひとグループで30人までと観光バスの定員が決まっているので、その予約もなるべく早く、日本を発つ前にしておいた方がいいでしょう。
もしも、2度目のベルサイユ観光でゆったりと回りたい場合には、宮殿の左手A側から入るレストラン「ORE」にあらかじめ朝食の予約をしておいて、食後、その1階にあるレセプションに頼むと、長蛇の列に並ばないで脇から入場することができるという裏技があります。
ただし、この方法でも、朝食の予約が取れるかどうか、かつ、別に朝食代を支払うことになるという金銭的な負担が出てきます。名シェフ、アラン デュカスがプロデュースしているレストランなので、料金もそこそこの値段になります。ただ、三ツ星レストランで有名なプラザ アテネほどは高くないので、食事をゆっくりと取りたい方にはお勧めできます。
入場するまでの話が長くなってしまいましたが、左手Aの入り口から入ると、まず手荷物検査があります。ミネラルウオーターのペットボトルは館内に持ち込んで飲むのもオーケーですが、ジュースやコーラはダメですからご注意ください。また、三脚や自撮り棒の持ち込みも禁止。撮影はオーケーですが、フラッシュは禁止です。
手荷物検査を受けて中庭を横断し、右手の建物に入って無料のオーディオガイドを借ります。日本語版もありますよ。難聴の方向けに手話版オーディオガイドもありますが、こちらはフランス語と英語版のみです。
このオーディオガイドをまともに聞いて回ると2時間から3時間はかかるので、最初の方は端折って階段を上った2階の王室礼拝堂からゆっくり回ることをお勧めします。
宮殿内のハイライトは、鏡の間とマリーアントワネットの寝室(王妃の寝室)でしょう。平和の間、王妃の寝室、貴人の間、会食の間は、2019年4月から修復工事を終えて再び見学できるようになりました。
時々、宮殿の中から窓越しに庭園を眺めてみてください。宮殿のフランス式庭園は、建物内から鑑賞するように庭師アンドレ ルノートルが設計しています。
最後に、いつも混んでいるのでスリにはご注意。混んでいるとか言ってすり寄ってくるのは大抵スリです。
Palace of Versailles ヴェルサイユ宮殿
フランスに来たら必ず訪れる宮殿。2回目ならぜひ違った周り方を。
- 投稿日2019/09/25
- 更新日2019/10/01
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ヴェルサイユ宮殿正門前にはルイ14世の騎馬像が
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ヴェルサイユ宮殿に入場するために長蛇の列。右手は入場時間を予約している観光客で、左手の個人客の列は正門まで続いています
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ようやく修復工事が終わった王妃の寝室。マリー・アントワネットの時代に復元されました
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会食の間から見た庭園の一部にはフランス王家の紋章が
想像の100倍以上!?豪華絢爛!欧州最大級の宮殿
- 投稿日2015/08/31
- 更新日2019/04/16
パリから日帰り旅行で楽しめる街ベルサイユ市にあるのが、世界遺産に登録されているベルサイユ宮殿。17世紀から18世紀のフランスを代表する絶対王政時代を象徴する豪華絢爛なその佇まいは、現在でも世界中からの観光客を魅了し続けています。
到着してまず驚くのはその広さ!敷地面積は約100万平方メートル(東京ドーム約21個分)もあります。宮殿を背に眼下に広がる広大な敷地を眺めると、まるで気が遠くなるよう・・・徒歩では到底回りきれませんから、トリアノン、プチ・トリアノン、庭園の数々、泉の数々、などへは敷地内を巡回するプチ・トラムやカートを利用して向かいましょう。
続いて驚くのは、その豪華絢爛な装飾品の数々!宮殿内はもちろんのこと、外壁、門、噴水に至るまで、太陽王の名に相応しい黄金色のオブジェが時を経てもなお美しく輝き続けています。
その豪華絢爛さとは裏腹に、別名マリー・アントワネットの離宮と呼ばれるプチ・トリアノン周辺は素朴な田舎風の造り。絵画の様なかわいらしいフランスの田舎町を垣間見ることが出来ます。
パリからベルサイユ宮殿へは、様々な現地旅行会社から日帰りツアーが出ているので、短時間で効率よく回りたい方にはお勧め。また、8月のバカンスシーズンに訪問される方にも、大混雑回避のために、ツアーで訪問されることを強くお勧めします。8月のバカンスシーズンの個人旅行は、ミュージアムパス等の入場券を事前購入していても、早朝に到着しない限りは長蛇の入場列に並ぶこと必至です。入場後も、移動の為のプチ・トラム、カートの利用券並びに庭園への入場券購入、お手洗い、などなど、どこもかしこも長蛇の列ですから、覚悟の上お出掛け下さい!因みにレストランや売店はほとんどありませんので、いつも長蛇の列。食料・飲料は事前に準備(可能であればパリから)して出掛けて下さいね。
個人旅行で行かれる方は、オフシーズンがお勧め。パリからはRER・C線やSNCFで行く方法が一般的ですが、もっとも安全かつ簡単に行ける方法として、パリ・メトロ9番線と、バス171番を乗り継いで行く方法をご紹介します。
メトロ9番線の終点Pont de Sèvres駅下車後、BUSの表示に従って地上に出て下さい。出たところがバスターミナルですので、171番のバスに乗って下さい(全て表示あり)。車窓からパリ郊外の風景を楽しむこと30分、終点がベルサイユ宮殿です(宮殿正面入り口の目の前に着きます)。広大な敷地を1日中歩いて疲れ果てた復路も、宮殿正面のバス停から乗車、終点がメトロ9番線のPont de Sèvres駅なので楽チンですよ。バス乗車時には、必ず終着駅を確認して下さい。乗車切符はバス内でも購入できますが、パリ・メトロ販売のカルネや普通乗車券も利用可能です。
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ジャンル城・宮殿 世界遺産
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エリアヴェルサイユ ノートルダム
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住所
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アクセスRECベルサイユ宮殿 Château de Versailles駅から徒歩約10分 または ヴェルサイユ・リブ・ドロワット Versailles-Rive Droite駅から徒歩約20分
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営業時間[火-日]9:00-18:30(チケット販売は17:30まで, 最終入場18:00)
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定休日月曜日
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公式サイト
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。








