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釜山 (韓国) ショッピングの現地クチコミ

現地のプロ(6人)詳細

Shinsegae Department Store (Centum City) 新世界百貨店 (センタムシティ店) シンセゲペックァジョム

釜山のクリオネ (観光ガイド、通訳、サイト運営)

世界最大百貨店はそれ自体が巨大なオブジェ。地下の新装フードコートで一休み!

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海運台ビーチと広安里ビーチの間、そこは今、釜山・副都心といわれ開発が著しく進むスポット、センタム・シティ。

コンベンション・センター、釜山国際映画祭のメイン会場「映画の殿堂」シネマコンプレックス(オーストリアの世界的建築家グループ・コープヒンメルブラウが設計した)

KNN(地元放送局)もここで新社屋を落成し、、そのさきの、マリン・シティの高層ビル群、ヨット・ハーバーと相まって、一気に釜山の新しい顔になっていっています。

しかしながら、その流れが一気に加速したのが、ここで紹介する新世界デパート・センタム・シティ店のオープン後からだと思います。

"ギネス認定の世界一大きな百貨店"。その称号が常について回るこの巨大なショッピング・センター。

その外装はおびたただしい数の大理石のプレートで覆われ、そのゴージャスさとでかさに“果たしてこの投資の莫大さと、だだっ広い空間を、どのような客層と品揃えで埋めて行くのだろう。”と、まったく余計なお世話的な観点から、開業当初のまだ人が閑散としていた時から眺めていました。

それは、なぜだが知らないが、私はここができたとき嬉しかったから。
オセアニア・日本と回って、故郷に帰ってきた時感じたことがある。
釜山には人はそれなりに沢山住んでいるし、海やビーチなどいい所も沢山あるけれど、
“何か”が、決定的にものたりなかった。
それは、お客さまに対するホスピタリティみたいなもの、と言えばいいのだろうか。

小品の映画もいいけれど、自分では決してできない大作映画の魅力とでもいうのか。この巨大な建物の隅々から、単なる物売りをする建物ではない、百貨店の文化というようなものの気概を、何か感じていたからです。

何でこんな事を書くのかというと、お客様に話の種になるかなと思い「センタムの世界一大きなデパートでも、見にいきますか~」というと、案外「デパートはいいから。」と、なかなか乗って下さらないことが多かったからです(笑)。

もちろんその気持ちよく分かるんです。だって、たとえば服ひとつとっても、本当に眼玉が飛び出るような値札がついていますから。

私もここでは、もっぱら普段は4階のアイススケート・リンク・サイドのフード・コートで、一人前7,000wから8,500w位の韓定食を食べるのが常。※ゴンギ(茶碗という意味)という店がお勧めです。

その代わりに、この新世界デパートの中にある“新世界スパランド”は、日本の方に抜群の人気です。

新世界デパートは開店当初すべての従業員に、売り場から立ち去る時、“そこにラインが引いてあって、そこで売り場に対して一礼をして出て行く“というようなことを徹底していました。あと、お客様に押し売りをしない。お客さまに充分ものを見る余裕を与える。

日本でそういう事が当たり前になっていた私には、当時どんどん売り子さんが襲いかかってくる(笑)というのが一般的な接遇に、かなりストレスを感じていました。

でも、この新世界デパートができて以後、釜山の他のデパートやお店の接客が急速に変わって行きました。それに、格段にトイレが綺麗になっていきました(笑)。それと、お店のファサードや、インテリアに気を使うところが、急速に増えていきました。

最近、新世界は地下のショッピング・モールを刷新し、また新しい斬新な見せ方で、見に来る(笑)人を魅了しています。

あるお客様が「釜山は古いものと新しいものが、共存していて面白いね。」と言ってくださいました。

その新しい釜山を先導した場所として「デパートは、いいから。」といわれても、私はひと声かけ続けるかもしれません。「気持ちのよいところで、珈琲でも飲みませんか?」と。

地下鉄2号線センタム・シティ駅下車改札を出て、
赤い大きなサンゴのオブジェが、入り口

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。