ムラーノ島

ムラーノ島はイタリア、ベネチアの北東に位置するマラニ運河沿いにある小島。13世紀の終わりに火災を防ぐためベネチア中のガラス工場がムラーノ島に移転されて以来、世界的に有名なベネチアングラス製造の中心地として発展してきました。島内には色とりどりのガラスアートが展示された工房やショップが建ち並び、お土産探しにも最適。実際に職人たちがガラスを吹いている様子も見学できます。

透明感のある美しい色彩やユニークなデザイン性を誇り、ジュエリーから照明器具までさまざまなアイテムとして親しまれているムラーノ島のガラスは、メイド・イン・イタリーの象徴的製品として品質と原産地を保証。近年は他国で製造されたガラスがベネチアングラスとして販売されていることもあるため、購入の際は本物だけに付された「Vetro Artistico MURANO」のマークを確認することが重要です。

ガラス産地としての見どころのほかにも、ビザンチン様式のサンティ・マリア・エ・ドナート教会や、ベネチアを代表する画家、ジョヴァンニ・ベッリーニの絵画が所蔵されているサン・ピエトロ・マルティーレ教会といった歴史的な観光名所も点在するムラーノ島。ベネチア本島からは水上バスで15分ほどでアクセス可能です。 閉じる