サアード朝の墳墓群

マラケシュにあるサアード朝の墳墓群は、16世紀から17世紀半ばにかけてモロッコを支配したサアード朝のスルタンたちが眠る廟所。サアード朝第3代統治者であるアフマド・アル・マンスールによって、1557年に建設されました。

墳墓群が造られているのは、モロッコで最も古いモスクのひとつである、1557年建造のカスバ・モスクの敷地内。部屋の内部はイスラム神話や歴史の場面を描いた漆喰（しっくい）彫刻の壁や色鮮やかなタイルの天井、幾何学模様を描くモザイクをの床など、見応えのある空間が広がっています。世界遺産に登録されているマラケシュ旧市街（メディナ）のすぐ南側に位置しているので、旅行者に人気の観光スポットになっています。 閉じる