グラーツ市歴史地区

オーストリア南部に位置するグラーツ市歴史地区は、中世から18世紀にかけての建築様式や芸術が調和した町並みが残る歴史都市の旧市街。1999年に世界遺産に登録された後の2010年、市街の西側に立つエッゲンベルグ城にも登録対象エリアが拡大されました。

旧市街のランドマークとなっているのは、シュロスベルク城だった時代の名残である時計塔。この塔のある丘は、独特な赤い屋根瓦の建物が広がる歴史地区の全容を望む、絶景スポットとしても旅行者に人気があります。丘の周辺には、ゴシックからルネサンス、バロック、現代建築まで、時代ごとに異なる様式の建物が点在していて、歴史散歩が楽しめます。

グラーツは1年を通してどこかで食のイベントが開かれている「美食の首都」としても有名。「黒い黄金」と呼ばれるパンプキンシードオイルが名物で、レストランで味わえるほか、ファーマーズマーケットで購入することもできます。 閉じる