アーヘン大聖堂

アーヘン大聖堂は、ドイツ西部のアーヘンに位置する北ヨーロッパ最古の聖堂。8世紀末にフランク王国の皇帝カール大帝によって建設が始まり、17世紀に大火災により被害を受けるも、再建し現在の姿になりました。皇帝の遺体が埋葬されているため「皇帝の大聖堂」とも呼ばれています。高度な建築技術と美しい景観から、1978年には世界遺産第一号のひとつとして登録されました。

聖堂内中心部には八角形の礼拝堂「パラティン礼拝堂」があり、豪華なモザイクと大理石の装飾は見どころ。神聖ローマ帝国の歴代皇帝が戴冠式を行った場所としても有名で、上階の西側ギャラリーには当時使われていた王座があります。また、カール大帝の貴重なコレクションが収められている宝物館が併設されており、カール大帝の胸像をはじめとする金や銀の聖遺物容器などが展示されています。 閉じる