北海道余市町にある「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」。連続テレビ小説「マッサン」の主人公、亀山政春のモデルとなった人物「竹鶴政孝」氏が1934年に立ち上げたウイスキー工場です。
ウイスキーの製造は
北海道余市町にある「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」。連続テレビ小説「マッサン」の主人公、亀山政春のモデルとなった人物「竹鶴政孝」氏が1934年に立ち上げたウイスキー工場です。
ウイスキーの製造は「石炭直火蒸溜」という伝統的な製法で行われています。石炭から発する高温の熱が直接伝わることで、ウイスキーにコクや香ばしさがプラス。ガスや蒸気による加熱が主流となっている現在、この方法でウイスキーを製造しているのは、世界でも稀なのだそう。
余市蒸溜所の敷地内は、ルートに沿って自由に見学することができます。巨大な蒸溜器「ポットスチル」がずらりと並ぶ「蒸溜棟」などのウイスキー製造施設をはじめ、竹鶴政孝と妻のリタが暮らした「旧竹鶴邸」、ウイスキー製造の工程や歴史がわかりやすく展示されている「ウイスキー博物館」など、見どころが満載。
石造りの建物が並ぶ敷地は、まるで異国にきたかの様な雰囲気。ちょっとした海外旅行気分を味わえます。
余市蒸溜所のことをより詳しく知りたい方には「ガイド付き工場見学」がおすすめです。所要時間は約50分で、3日前までの予約制。工場見学の申込はHP上で行うことができますが、特に週末などは混雑が予想されますので早めの予約がベストです。
工場見学のラストは、ウイスキーの試飲を。「ニッカ会館」2階の試飲会場で頂くことができるのは「シングルモルト余市」「スーパーニッカ」「アップルワイン」の3種類。そして、この試飲を含めた見学がなんと全て無料なんです。
なお、ウイスキーは毎日製造されているわけではありません。実際に石炭をくべる様子を見学したい場合は、HPの「蒸溜所だより」で製造予定日の確認を。