海沿いの温泉町、伊豆山にある「走り湯」は今から1300年以上前に修験道の行者が発見したと伝わる、歴史的なスポットです。
ユニークなその名は、海沿いの山から湯が走るように海へと流れ落ちていたかつ
海沿いの温泉町、伊豆山にある「走り湯」は今から1300年以上前に修験道の行者が発見したと伝わる、歴史的なスポットです。
ユニークなその名は、海沿いの山から湯が走るように海へと流れ落ちていたかつての姿が由来だと伝わっています。ここは、山肌を貫く洞窟から温泉が湧き出すという、全国的にも珍しい横穴式源泉と呼ばれるもの。現在は源泉が枯渇したものの、近くで湧く天然温泉を引湯して往時の姿を再現しています。
入り口に近づくと、ゴボゴボという音とともに、トンネルからモクモクと蒸気が激しく吹き出す光景が目に飛び込んできます。5mほど長さがある洞窟の最深部から、約70度の温泉が毎分170Lほど噴出していて、その熱気と音が外に吹き出しているのです。
洞窟内部は大人がかがんで通れるほどの高さしかありませんが、足を踏み入れることができます(入場無料)。内部は、いうなれば天然の温泉サウナ。1、2分もいれば汗だくになるほどの熱気に包まれます。かつては「神湯」として信仰され、修験者のみが近づくことを許されたという霊泉を体で感じてみてはいかがでしょう。なお、走り湯は見学施設であり、入浴はできません。